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12月09日-06号

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  1. 四街道市議会 2021-12-09
    12月09日-06号


    取得元: 四街道市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-02
    令和 3年 12月 定例会(第4回)          令和3年第4回四街道市議会定例会 第18日                            令和3年12月9日(木曜日)午後1時開議 議 事 日 程 (第6号) 日程第1 一般質問       ・戸 田 由紀子       ・大 越 登美子       ・阿 部 百合子                                              〇本日の会議に付した事件 1、開  議 1、議事日程の報告 1、諸般の報告 1、一般質問    戸 田 由紀子    大 越 登美子    阿 部 百合子 1、散  会午後1時開議 出席議員(19名)     1番   久 保 田  敬 次 郎         2番   本  田     良     3番   阿  部  百 合 子         4番   田  中  徳  彦     5番   坂  本  弘  毅         6番   成  田  芳  律     7番   栗  原  直  也         8番   大  越  登 美 子     9番   保  坂  康  平        10番   西  塚  義  尊    11番   関  根  登 志 夫        12番   戸  田  由 紀 子    13番   石  山  健  作        14番   広  瀬  義  積    15番   山  本  裕  嗣        16番   森  本  次  郎    17番   高  橋  絹  子        18番   岡  田  哲  明    20番   清  宮  一  義 欠席議員(1名)    19番   長 谷 川  清  和 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  市   長   佐  渡     斉      副 市 長   武  富  裕  次  教 育 長   府  川  雅  司      危機管理監   澤  畠     博  経 営 企画   石  渡  省  己      総 務 部長   岩  井  勝  明  部   長  福   祉   齋  藤  千  裕      健康こども   山  﨑  裕  之  サ ー ビス                   部   長  部   長  環 境 経済   麻  生  裕  文      都 市 部長   嶋  田  浩  司  部   長  上 下 水道   外  谷  茂  行      会計管理者   齊  藤  宏  一  部   長  消 防 長   齊  藤  信  行      教 育 部長   伊  藤  克  紀  選 挙 管理   多  田  雅  史  委 員 会  事 務 局長 本会議に出席した事務局職員  事 務 局長   岩  堀  精  昇      係   長   金  親  敬  子  主 査 補   植  草  俊  幸      主 任 主事   金  坂  尚  輝 △開議の宣告                               (午後1時) ○成田芳律議長 ただいまの出席議員19名、定足数に達していますので、本日の会議は成立しました。  直ちに本日の会議を開きます。                        ◇ △議事日程の報告 ○成田芳律議長 本日の日程については、お手元に配付の日程表のとおりです。                        ◇ △諸般の報告 ○成田芳律議長 日程に入るに先立ち、諸般の報告を申し上げます。  本職の出席要求に対し、選挙管理委員会委員長から、説明員についての報告がありましたので、お手元に配付してあります。  次に、大越登美子さんより、資料配付の申出があり、これを許可いたしましたので、お手元に配付してあります。                        ◇ △一般質問 ○成田芳律議長 日程第1、一般質問を行います。  発言時間については、質問時間のみで30分以内としますので、ご了承願います。  では、順次通告者の発言を許します。  12番、戸田由紀子さん。    〔戸田由紀子議員登壇〕 ◆戸田由紀子議員 議席番号12番、会派新、戸田由紀子です。通告に従いまして一般質問を行います。  1、みんなが笑顔のまち子ども条例について。  この条例は、前文で国が結んだ児童の権利に関する条約を踏まえて、この条例を定めますとあり、子供の意見表明権や、子供の最善の利益を確保することをうたって、市民全体で子供が健やかに成長できる四街道市の実現を目指しており、条例が制定されたことを評価するとともに、条例の活用に期待しております。子供に関する条例は、千葉県内の自治体では、本市を含む3市、流山市、市原市と本市のみの制定と大変少ない状況ということもあり、令和2年、2020年5月の施行後、市民はもとより他自治体の方からも評価され、条例の活用に大きな関心が寄せられております。  施行後1年半が経過しておりますことから、(1)、これまでの条例の周知状況(市民、学校など、市)。  (2)、児童の権利に関する条約を踏まえた条例として、どのような事業を展開するのですか。  (3)、子供に関する部門の庁内体制の再編成について、お考えを伺います。  2、教育問題について。  文部科学省は、来年2022年度より小学校5、6年で教科担任制を本格的に導入し、4年間かけて段階的に進めるとの報道がありました。優先的に専科指導を行う教科は、外国語、理科、算数、体育の4教科の中から自治体が判断するとのことです。高学年の先生の持ちこま数は25から20こまに減らし、授業の質の向上を図る目的と言われており、先生の負担軽減が図られることから、先生にも子供たちにも、導入によるメリットはあるのではと考えております。  そこで、(1)、小学校教科担任制導入により、考えられるメリットと課題について伺います。  (2)、コロナ禍で、小中学校は全国一斉休業や感染防止対策の取組をしながら事業を進めるなど、予想外の事態となりましたが、本市で特例校として力を入れている外国語教育の現状を伺います。  (3)、先般、全国学力テスト児童生徒質問紙の結果が公表されました。コロナ禍により、子供たちの学校生活が種々制限されている中で、2年ぶりの実施となったこともあり、調査結果の内容にどのような変化が見られるのか大変気になります。教育委員会として、この結果をどのように受け止められたのか、お聞きいたします。  (4)、2020年度の全国の不登校の小中学生は1万4,855人増の19万6,127人、全児童生徒の2%と、8年連続で過去最多を更新したとの発表がありました。本市の現状をお聞きします。  3、児童虐待防止について。  児童の虐待に関して、悲惨な事件が後を絶ちません。今年8月には、大阪府摂津市で3歳児が虐待されて死亡する事件が起き、全国各地で同様な事件が起きています。抵抗のできない幼い子供の命を奪ってしまう、子供の夢と希望を奪ってしまう虐待を防止するには、再発を防止するには、早期発見と適切な支援が、継続した支援が必要であり、欠かせないことから、以下3点伺います。  (1)、虐待通告件数は、5年間でどのような変化が見られるのか。  (2)、早期発見及び適切な支援の現状及び課題。  (3)、子ども家庭総合支援拠点の関わり方について。  4、みどりの基本計画について。  計画では、みどりを「守り」、「創り」、「育む」の3つの基本方針が掲げられており、そのためには、行政、市民、企業などが協力して取り組むことや、市民が主体となった活動、市民参加、市民協働で促進することが必要であると述べられています。「みどり」と「市民との協働」は、本市のまちづくりに欠かせない重要なキーワードであると考えており、その充実促進を図るため、基本方針3、みどりを育みます(協働で取り組むみどりの創出)の中から、(1)、緑化に関する市民活動との連携について、具体的な施策について伺います。  ①、花と緑の基金は、みどりの保全及び緑化を進めるため効果的な活用を図るとされていますが、これまでの具体的な活用事例を伺います。  ②、みどりに関する活動団体などの支援体制の検討として7点掲げられており、市民参加や、みんなで地域づくりセンターを活用しての事業推進に力点が置かれていると受け止めました。支援体制の検討状況あるいは検討結果をお聞きします。特にアダプトプログラムの実施について検討し、実現を目指すとありますが、どのようになったのか、検討結果をお願いいたします。  5、障害のある人もない人も投票しやすい選挙を目指して。  10月31日に実施された衆議院議員総選挙は、小選挙区選挙、比例代表選挙に加えて、最高裁判所裁判官国民審査と3つの投票があり、それぞれ異なる投票方法でした。選挙は、日常的なものではないこともあり、投票所で名前を間違えないで書けるか、忘れたらどうしようなどと、少しの不安と少しの緊張感を持つ有権者は少なからずいるのではと思っていましたところ、今回障害のある方がパニック状態になってしまったという話を伺いました。障害のある人もない人も、誰もが投票しやすい、よりよい環境をつくっていく必要があると考え、2点お聞きします。  (1)、投票に際しては、付添い者と入り口で離されて投票することになりますことから、実際の投票所での支援はどうされているのか、現状を伺います。また、中学校の生徒会選挙において、模擬選挙を実施し、投票所での流れを実体験することは、将来の有権者が選挙を身近なこととして捉えるために必要なことと思います。投票しやすくするための事前の支援の状況についてお聞きします。  (2)、郵送による投票制度がありますが、対象となる方が限定されてしまって、希望しても利用できない場合があることから、現状及び対象となる方を拡大する動きについてお尋ねいたします。  以上で壇上からの質問を終わります。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○成田芳律議長 戸田由紀子さんの質問に対する当局の答弁を求めます。  市長、佐渡斉さん。    〔市長 佐渡 斉登壇〕 ◎市長(佐渡斉) 私からは、第1項目、四街道市みんなが笑顔のまち子ども条例についてのご質問に順次お答えいたします。  初めに、1点目、令和2年5月5日に施行された条例の周知状況でございますが、昨年度、子供にも分かりやすい内容とした啓発用パンフレットを1万部作成し、市内の小中学校等を通じて各家庭に配布するなど、子供と保護者への周知啓発を行いました。また、子ども条例は、5月5日のこどもの日に合わせて施行し、この日から1週間が児童福祉週間に位置づけられていることから、この時期に合わせて、市政だよりとホームページ子ども条例が施行されたこと及び子供の権利の解説について掲載いたしました。今後とも市政だよりやホームページへの掲載、子供に関わる市の行事などにおいて、啓発用パンフレットを配布するなどして、継続的に子ども条例の周知啓発に努めてまいります。  続きまして、2点目、児童の権利に関する条約を踏まえた条例として、どのような事業を展開するのかでございますが、児童の権利に関する条約の一般原則として定められた、まず命を守られて成長できること、子どもの最善の利益、次に意見を伝えられること、差別されないことの4つの原則を踏まえるために、条例案の検討段階においてアンケートなどを実施して、子供の意見を取り入れてまいりました。市が行う子供や子育てに関する施策に子供の視点を生かすことは、子供の最善の利益を確保する観点で重要であることから、子供に関わる施策を行う場合には、子供の年齢や発達に応じて聴取する方法を工夫し、子供の思いや考えを意見として取り入れるよう努め、事業を展開してまいりたいと考えております。  続きまして、3点目、子供に関する部門の庁内体制の再編成についてお考えはあるかでございますが、本市では子供の権利に関する条約に示された4つの原則を実現できるよう、必要に応じて庁内で横断的に連携を図り、各事案に対応した業務を実施しているところでございます。庁内体制の再編につきましては、国の子供に関する諸施策の動向を注視しながら、現状の体制を見直すべきか、その必要性を含めて考えてまいりたいと思います。  私からは以上でございます。他のご質問につきましては、教育長、そして担当部長よりご答弁をいたさせます。どうぞよろしくお願いします。 ○成田芳律議長 教育長、府川雅司さん。    〔教育長 府川雅司登壇〕 ◎教育長(府川雅司) 私からは、第2項目の教育問題について、1点目から4点目に順次お答えいたします。  最初に、1点目の小学校教科担任制導入により考えられるメリットと課題についてですが、小学校高学年における教科担任制の導入については、令和3年1月の中央教育審議会で、その必要が指摘されたことを受けて、有識者会議で検討が行われ、7月に報告がまとめられております。これによりますと、主な利点は、教科指導の専門性や授業の質の向上が図られ、学習内容の理解、知識の定着によりよい影響が与えられることが期待されています。また、従来から教科担任制である中学校への円滑な接続、複数教員の指導による多面的な児童理解が行えることから、児童の心の安定にもつながります。このほかにも、教員の担当授業時数等の負担を軽減できると考えられています。  一方で、課題としては、学級担任が全教科を教えることにより、教科横断的なカリキュラムマネジメントが効果的に行われてきたという利点が損なわれる可能性が考えられ、教員間の組織的、教科横断的な教育課程の編成、実施が可能となるよう留意する必要があります。また、教科担任制に必要な教員定数の確保の在り方についても、今後の国の動向を注視してまいります。  次に、2点目、外国語教育の現状についてですが、令和2年度から市内全ての小学校を文部科学省教育課程特例校として、小学校1年生から義務教育9年間を見通した連続性のある外国語教育を実施しています。小学校1、2年生は外国語科を新設、3、4年生は外国語活動を外国語科として特例校として指定を受け、5、6年生の外国語科への円滑な接続を図っています。低学年においては、特色ある教材を使用し、中学年は文部科学省の教材に、読むこと、書くことを加えた授業を実施しています。発達段階に合わせ、聞くこと、話すこと、読むこと、書くことの4技能をバランスよく指導しております。市教育委員会では、四街道市小学校外国語科指導基準年間指導計画例、指導略案を作成し、各学校に配付し、円滑な授業が実施できるように支援しております。また、ネーティブスピーカーの発音や外国の文化について触れることができるよう、市内小中学校にALTを派遣し、教職員と連携しながら指導の充実を図っております。  次に、3点目の全国学力テスト生活アンケート調査の結果をどのように受け止められたのかですが、令和3年5月27日に行った小学校6年生、中学校3年生を対象にした全国学力・学習状況調査の結果によると、中学3年生の数学でやや課題が見られますが、小学6年生の国語、算数、中学3年生の国語では、今回出題されている学習内容をおおむね理解しております。また、全体的な傾向として、記述式の問題に課題が見られるため、授業等において自分の考えを書いたり、事柄を説明したりする活動をより充実させていく必要があります。  児童生徒質問紙の回答状況によると、家庭学習の習慣及び食事や睡眠等の生活習慣は、おおむね身についております。また、いじめはいけないと考えている児童生徒の割合について、全国と比較して、小学校では高い傾向にあり、中学校では同程度となっており、正しい規範意識がおおむね醸成されております。市教育委員会では、それぞれの分析結果及び改善策を市内各学校に配付し、学校における指導方法改善を図るよう指導助言しています。また、各学校においても、自校の傾向など分析し、家庭に周知するとともに、課題に応じた対策を講じるなど、学力向上の取組を行っています。  次に、4点目の長期欠席の不登校児童生徒の現状ですが、令和元年度、小中学校で合計131件、令和2年度、小中学校で合計141、令和3年度10月末現在では、小中学校で合計139件となっており、小中学校とも増加傾向にあります。  私からは以上でございます。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。    〔健康こども部長 山﨑裕之登壇〕 ◎健康こども部長(山﨑裕之) 私からは、第3項目、児童虐待防止について順次お答えいたします。  初めに、1点目、5年間の通告件数ですが、市民、児童相談所及び警察などから通告のあった児童虐待受付件数は、令和2年度は309件で、令和元年度は236件、平成30年度は215件、平成29年度は197件、平成28年度は165件と、この5年間で倍近くまで通告が増加しているという状況となっております。  続きまして、2点目、早期発見及び適切な支援の現状及び課題についてですが、児童虐待は通告が早いほど、児童が受ける虐待の影響が小さくなると考えられることから、市ホームページや市政だよりによる周知だけでなく、毎年市内公共施設大型商業施設や医療機関などに、国が作成したポスター、リーフレット、カードを配布し、啓発を図り、あわせて市内全ての小中学校、保育所、幼稚園を個別に回り、虐待が疑われる児童については、速やかに通告していただけるようお願いしているところです。児童の安全を守るために、関係機関と連携を図りながら適切な支援をしているところですが、課題として、多種多様な家庭がある中で問題を見極め、その期待に応えていかなければならない判断の難しさが挙げられるかと思われます。  続きまして、3点目、本年4月より設置しました子ども家庭総合支援拠点の関わり方といたしましては、拠点に含まれた機関である四街道市児童及び配偶者等に対する暴力防止対策地域協議会通称CANPYが中心となって、通告のあった家庭への面談を繰り返し、児童相談所や警察、その他の関係機関と連携を図りながら、支援を続けているところです。  私からは以上です。 ○成田芳律議長 都市部長、嶋田浩司さん。    〔都市部長 嶋田浩司登壇〕 ◎都市部長(嶋田浩司) 私からは、第4項目、みどりの基本計画についてにつきまして順次お答えいたします。  初めに、緑化に関する市民活動との連携についての1点目、花と緑の基金の活用状況につきましては、令和2年度に緑化推進事業、都市公園・緑化維持管理事業、四街道駅前広場管理事業に活用したところでございます。活用状況といたしましては、緑化推進事業におきましては、栗山みどりの保全事業で、市民団体と共同で行っているたろやまの郷の保全活動並びに枯れ木の処理などの維持管理、市民の森の定期的な清掃や草刈りなどの維持管理に活用しております。都市公園・緑化維持管理事業におきましては、樹木伐採委託などに活用し、四街道駅前広場管理事業におきましては、駅前広場の花壇植栽に活用しているところでございます。  続きまして、2点目、みどりに関する活動団体などの支援体制の検討状況につきましてお答えいたします。支援体制の状況といたしましては、市民活動を推進する施策であるみんなで地域づくりセンターの活動の一環として、みどりに関する団体との連携や情報提供等の支援を行っております。次に、アダプトプログラムの実施につきましては、平成27年度より令和2年度までの間、松並木通りの一部において、千葉県が主体となり、四街道市、民間企業の3者で合意書を締結し、清掃、除草を実施いたしました。  私からは以上でございます。    〔何事か言う人あり〕 ◎都市部長(嶋田浩司) 一部訂正がございます。花と緑の基金の活用状況につきまして、「令和2年度に緑化推進事業、都市公園・緑地維持管理事業、四街道駅前広場管理事業に活用したところでございます」に訂正させていただきます。失礼いたしました。 ○成田芳律議長 選挙管理委員会事務局長、多田雅史さん。    〔選挙管理委員会事務局長 多田雅史登壇選挙管理委員会事務局長(多田雅史) 私からは、第5項目のご質問について順次お答えいたします。  初めに、1点目の投票所における障害者への支援の現状ですが、投票に際し、投票用紙に字を書くことが困難な方については、選挙権の行使を保障するため、例外的に代理投票や点字投票が認められております。代理投票では、投票補助者として職員2名が、候補者等の記載及び立会いを行い、点字投票では、点字投票である旨を記載した投票用紙を選挙人へ交付し、点字による投票を行っていただいております。また、全ての投票所に車椅子を配備するとともに、車椅子利用の方等が記載しやすいよう、高さの低い記載台もご用意しているところでございます。  先般執行されました衆議院議員総選挙におきましては、投票用紙交付の際、選挙ごとに候補者名もしくは政党名等を書いていただくようご案内したところでございますが、障害のある方が投票所でパニック状態になられたとのことで、今後投票所で受付を行う前に、ヘルプカードのご提示内容や、お申出いただいた内容等により、投票手順についてご説明するなど、丁寧な応対を心がけてまいりたいと存じます。  また、将来の有権者が選挙を身近なこととして捉えることへの支援ですが、市内中学校特別支援学校、盲学校に、投票箱、投票用紙記載台の貸出しを例年行っており、生徒会選挙を経験することにより、選挙への意識啓発が図られているものと考えております。  次に、2点目の郵送による投票の現状ですが、公職選挙法の規定により、重度の身体障害等のある方や要介護5の方が、郵便による投票の対象者となっております。また、本年6月23日に施行されました、特定患者等の郵便等を用いて行う投票方法の特例に関する法律におきまして、新型コロナウイルス感染症で宿泊、自宅療養等をしている方で、一定の要件に該当する方が、特例郵便等投票ができることとなりました。先般の衆議院議員総選挙におきましては、特例郵便等投票に係る本市の対象者は3名いらっしゃいましたが、投票用紙の請求はございませんでした。郵便による投票の対象者拡大の動きにつきましては、全国市区選挙管理委員会連合会におきまして、現在の要介護5の基準から要介護3以上に拡大することを、平成30年度から毎年衆参両議院、総務省に対し要望しているところでございます。  私からは以上でございます。
    成田芳律議長 再質問はありませんか。  戸田由紀子さん。 ◆戸田由紀子議員 ご答弁ありがとうございました。それでは再質問させていただきます。  まず、1の子ども条例についてですが、一応パンフレット配布していただきました。これでとても目立って大変かわいらしいあれで、目立って大変これはよかったと思います。ただ、ちょっと内容的にこの子ども条例の対象となる子供たち、18歳までということですので、低年齢の子供たちもいます。そういう子供たち向けに、もう少し、いわゆる低学年の子供たちにも分かりやすいような言葉で書いたり、そのイラストをふんだんに使った形とか、そういう形でのいろいろ工夫をした形で、要するに年齢に応じた、その子たちの理解度、解釈度に応じたパンフレットというのを作っていただきたいなということを1点要望させていただきます。  それから、これも市民の方からどういうものか見てみたいとか、そういうお話もいただいておりますので、できましたらこれも市民の方もそれぞれ一応条例の中では対象になっておりますので、配っていただくか何かの折に手渡すようなこともしていただければなと思っております。本当にこの条例を生かすというところが、これからの市の大変重要な課題になってくるかと思っております。それで、児童の権利に関する条約を踏まえた条例として4点挙げていただきました。それぞれいろんな形で子供たちの意見を聞いたりとか、これまでしていただいてきております。ただ、今コロナ禍の中でのいろいろな活動が制限されている中で、ここ一、二年、その活動ができなかったのではないのかなと思っております。  それで、この条例について出前講座をしてほしいのだというような声も伺っているのです。だから、やはり市民の関心がかなり高いものがありますので、それと同時に子供の虐待、貧困、それからいじめなどが増えております。だから、そういう今だからこそ、あらゆる機会を活用して、例えば12月の人権週間での啓発や教育講演会、市民への出前講座など、とにかく市としてこの条例をつくったことを自信を持って、積極的に条例の周知、啓発に取り組んで、条例の理念を生かして、みんなが笑顔のまち四街道を目指していただきたいと思います。この項に関しましては、取りあえず要望させていただきますので、これからもまたよろしくお願いしたいと思っております。  2の教育問題のほうに移ります。小学校の教科担任制度、メリットと課題について伺いました。今の現状の小学校の担任制のよさというところも十分あります。それによって子供たちが、様々成長していく過程というところはもう理解しているところなのですけれども、ただ先生たちの負担というところから見ると、教える科目はどんどん増えてきている。減るものはないというふうな状況の中で、何かそういう制度的なところで、いわゆる授業にもっとより専任できるような、そういうような形での制度として、この教科担任制というのは、やはりメリットも大きいのではないかと思っております。それで、これは国の動きにもいろいろと関連してきますので、市独自というわけにはいかないと思いますので、国の動向をとにかく注視しながら、四街道市でもその導入するに当たって、これはもし導入するとすると、市内の小学校全校一斉に同じ科目でやるというふうな、そのような形になりますか。 ○成田芳律議長 教育長、府川雅司さん。 ◎教育長(府川雅司) お答えを申し上げます。  今戸田議員さんがおっしゃられたように、まだ国の動向を今注視している状況でございます。ですから、国から県、県から市町村教育委員会というふうに連絡が来ると思いますので、まずはその動向がどのような状況になっているかを私たちは把握をしなければ、その出た時点で、それによって小学校12校ありますので、どのように導入になるのか、どういうふうにしていくのかは研究していって、先ほども答弁の高学年は、具体的には4つの科目が示されています。その4つの科目について具体的にどういうふうにやっていくか、そういうことは今後の国から県、そしてそういう方向性が示された段階で、うちのほうでも研究して考えていかなければ、そういう今現状でございます。  以上です。 ○成田芳律議長 戸田由紀子さん。 ◆戸田由紀子議員 導入するに当たっては当然、その現場の先生たちのご意見、お考えも伺うと思いますので、いわゆる現場で授業を持っている先生たちのご意見というところも、十分に伺っていただきたいとお願いしておきます。  それから、英語教育、外国語教育なのですけれども、コロナの中でALTの先生の来日ができなかったとか、何かいろんなアクシデントが起きているようでございます。それで、ある程度年間目標というのはもう立てられているようなのですが、令和2年、令和3年度まだ途中ですけれども、年間目標にほぼ到達しているというふうな状況でよろしいですか。 ○成田芳律議長 教育長、府川雅司さん。 ◎教育長(府川雅司) お答えを申し上げます。  先ほども壇上でご答弁させていただきましたけれども、各学校では年間指導計画例、また市の教育委員会で指導基準を定めまして、そして年間指導計画をつくっていただいて、またそれに見合うように指導略案を提供していると、そういう状況です。ですから、年間の目標というか、それぞれの学年、1年から6年生までの目標が2月、3月の段階で、ある程度到達できているかどうか、内容が身についているかどうか、その段階で各学校が把握をできる。でも、現状では進められているというふうに認識をしております。  以上です。 ○成田芳律議長 戸田由紀子さん。 ◆戸田由紀子議員 本当に丁寧な取組をお願いしたいと思います。  それから、学力テストと児童生徒へのアンケートの結果なのですけれども、数学がやや課題があるということで、国語はおおむね理解しているということでした。記述式に全体的な課題があるということでございました。学力テストのほうはそういうふうなことなのですけれども、児童生徒へのアンケート、これがちょっと気になりまして、子供たちの状況がどうなのかというところの中で、2点ほど気になったところがありますので、その2点についてお伺いしたいと思います。自分によいところがあると思いますか、新聞を読んでいますかの2問に対して、肯定的な回答が小学校、中学校ともに全国平均より低い数値となっています。これ教育委員会どのように受け止めましたか。 ○成田芳律議長 教育長、府川雅司さん。 ◎教育長(府川雅司) お答えを申し上げます。  まず、自分にはよいところがあると思いますかの質問項目に対する結果につきましては、特に中学校について低い傾向にございます。そして、また新聞を読んでいますかの質問項目について、小中学校ともに低い傾向がございます。この傾向を受けまして、市教育委員会では児童生徒の前向きに取り組む姿勢を大切にして、一人一人を認めていくことで、自尊感情を高める取組を行っていくこと、そしてまた新聞については社会の諸課題を多面的に考察して、公正に判断する力や情報活用能力等を身につけるために、各校に配備している子ども新聞の適切な活用を図っていくことについて、各学校に指導助言をしてまいります。  以上でございます。 ○成田芳律議長 戸田由紀子さん。 ◆戸田由紀子議員 本当に自分のよいところがあるという点に対しての素早い対応、これからのこういう対応をすぐ取り組んでいただくことを大変ありがたく思います。それで、あと子ども新聞の活用、せっかくあるものですので活用していただきたいと思います。それで、この質問の中では、多分このアンケートを取った時点での自分自身のそのときの心理状況によって、その回答というのは変わってくるのではないかというところも、ある程度理解はしているところなのですけれども、あと自分が気がついていないところをアンケートで言われて、はて、どうなのだろうって、分からないって丸をつけるとかって、そのような傾向もあるかと思いますが、やはりいろいろと気にかけていただきたいと思います、肯定的なところが低いことについては。  それから、あとそれ高い回答もあるのです。学級会で話合い、互いの意見のよさを生かして解決方法を決めていますかと、学級活動における学級での話合いを生かして今自分が努力すべきことを決めて取り組んでいますか、これは全国平均より高いのです。これ本当にコミュニケーション能力を大変学校で育てていただいているかなというふうに私は受け止めました。逆に、それと同時に先生方が子供たちとのコミュニケーションをうまく、随分上手に取ってくださっているのではないのかなというところで、これはとても私は評価させていただいております。とにかく学級会での話合いを大事にして、継続した形での取組をお願いしたいと思います。  不登校の4項目めに移ります。不登校に関してなのですけれども、オンラインによる自宅での学習の取組状況についてお願いします。 ○成田芳律議長 教育長、府川雅司さん。 ◎教育長(府川雅司) お答えを申し上げます。  不登校の児童生徒のオンラインによる学習の保障につきましては、児童生徒の状況に応じて実施をしております。具体的な内容としましては、学校と家庭をオンラインでつないだ授業配信、学習支援ソフトを活用したドリル学習等が挙げられます。このことによりまして、多くの学校から先生と友人とつながることでの安心感が得られているという報告を教育委員会は受けております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 戸田由紀子さん。 ◆戸田由紀子議員 そうです。このオンラインというのは、やはり自分がまだ学校とつながっている、友達とつながっている、先生たちも自分たちを見捨てないでいてくれるという、すごくその子供たちにとっては、自分自身が学校に行けないということを否定的に捉えている子供たちもいますので、本当にこれはつながっているということは、とても子供たちに安心感を与えているものだと思います。これも、その子その子の状況に合わせた形での取組を継続お願いしたいと思います。  それから、あと学校内で教室以外及び学校以外の子供の居場所は、どのぐらい確保されていますか。 ○成田芳律議長 教育長、府川雅司さん。 ◎教育長(府川雅司) お答えを申し上げます。  市内の小中学校においては、児童生徒の状況に応じ学校内で教室以外の居場所として、可能な限り別室や校内の適応支援教室を設置して対応しておるところでございます。学校以外の居場所としては、市教育委員会は学校教育相談室ルームよつばを設置して、必要に応じて紹介し、来室を勧めておりますが、先ほども最初に申し上げましたけれども、学校は学校の中で本当に工夫して居場所づくりをしているのが現状でございます。  以上です。 ○成田芳律議長 戸田由紀子さん。 ◆戸田由紀子議員 様々な工夫がされているということですが、あとやはりフリースクールとか、学校以外の本当の場所に行きたいという子供たちもいますので、それぞれいわゆる教育の機会均等法、そこの法律ができたということもありまして、学校以外のフリースクール等へ通う子供たち、希望する子も増えているようです。それぞれの一人一人の実情に合わせた形でのご支援、それから相談体制、そこを十分に行っていただきたいと思います。本当にもう20年、30年前に比べると、不登校への子供たちへの理解が大変深まりました。学校での先生方の対応も否定的ではなくって、とても前向きに受け止めてくださっているというところでは、子供も親もやはり否定的になりがちな、自分の子供が学校に行っていないというところで、とてももう悲観的になっている子供、家庭も、そういう意味ではある程度安心していられるというふうな状況にあると伺っておりますので、ぜひその子供の側に立った形での支援をこれからもお願いいたします。  あと児童の虐待防止について伺います。5年間での虐待件数、約倍に増えているということで、市民、児相、警察、ある意味これ通告、いわゆる気にした方たちが通告をするというところでは、今までそこで隠れていた部分が表に出てきたのではないのかなというところで、この数字はある程度、本当に表面的に出てきた数字であるということでは、これに対する対応、支援、ここのところが本当に担当のほうの方は大変になってきているのかと思います。でも、やはりこの周知、通告というのは非常に大事なことですので、これは本当にぜひ市民のほうには通告してほしいということを訴え続けていただきたいと思っております。それから、あと早期発見及び適切な支援の課題ですけれども、確かに多種多様なご家庭がございます。また、今回のこのコロナ禍の中での新たな課題、貧困の問題とか、いろんな課題が出てきている中での虐待というところも増えてきているのではないかと思います。  そういう中で、本当にいろんなところに気を配っていただいて対応していただいておりますが、何点か再質問させていただきます。1つ、産前産後の家庭への継続したサポートはどのようにされていますか。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。 ◎健康こども部長(山﨑裕之) お答えいたします。  健康増進課では、専門職による妊婦全員面接を入り口といたしまして、それぞれの家庭の状況に応じた母子保健事業や子育て支援事業の活用など、関係機関と連携をしながら妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を行っているところでございます。全員面接をした妊婦の中から、ハイリスク妊婦に該当したケースは、その後支援会議にて支援の方法などを検討し、誰がどのように関わりをしていくのかなどの支援プランを策定しております。その後、支援プランに従い継続した支援を実施し、個々に応じた時期に、プランの見直しも行っています。継続して関わっていく中では、常に親子に寄り添う支援を心がけ、虐待につながらないよう、母の育児不安や負担が軽減できるように支援をしているところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 戸田由紀子さん。 ◆戸田由紀子議員 ハイリスクの方に対しての本当に早い時期でのプランを作成して継続していくというところでは、これはとても大事な事業だと思います。  それから、あと母親のDV被害が虐待に影響する場合はありますか。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。 ◎健康こども部長(山﨑裕之) お答えいたします。  児童がDVを目撃することは、児童虐待防止等に関する法律において、心理的虐待と規定されておりますので、そういうことでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 戸田由紀子さん。 ◆戸田由紀子議員 それから、あと乳児健診やその予防接種の受診の有無、していない方たちに対する対応、またそれから虫歯が多いと貧困や虐待などが疑われると言われておりますが、これらについてはいかがですか。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。 ◎健康こども部長(山﨑裕之) お答えいたします。  健診未受診者や予防接種の未接種者は、虐待のハイリスク要因とされているため、健康増進課では4か月児相談、1歳6か月児健診、3歳6か月児健診の未受診者に面接や訪問などを行い、必ず状況を把握するようにしております。その際、予防接種が行われているかどうかにつきましても確認しております。どうしても把握することができない場合には、健診未受診者として、子育て支援課のほうに報告をしております。健康増進課で実施している健診、予防接種以外の母子保健事業でも、常に虐待防止の視点から、親子の様子をうかがい、保護者に寄り添うよう心がけ、虐待につながらないよう支援をしているところでございます。また、虫歯ということですが、虫歯につきましても虐待のハイリスク要因であるため、虫歯の多い幼児がいた場合には、受診勧奨をするとともに、その他親子の様子などを踏まえて、虐待の疑いがないかどうかを判断し、もし疑いがある場合には、子育て支援課と連携を取るようにしております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 戸田由紀子さん。 ◆戸田由紀子議員 あと転入転出による他市町村との連携についてお願いします。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。 ◎健康こども部長(山﨑裕之) お答えいたします。  虐待を受けている児童が、他市町村へ転出する場合、転出先においては、当然これまで面識がない担当者が今度は支援をしていくこととなりますので、そこで転出する家庭に対しては、新しい市町村の担当者の支援を受けられるよう、転出先の市町村からの連絡に応じるよう伝えるなど、移管後の対応が速やかに実施されるよう調整し、転出先の市町村へは対象家庭に関する情報提供をした後、移管文書を対応経過記録と一緒に発送し、業務引継ぎをしております。反対に他市町村から転入してくる場合は、転出元の市町村から対象家庭のほうに、本市からの連絡に応じるよう調整していただき、移管処理の遅れによる支援に支障が出ないよう、速やかに経過記録など必要書類を送付していただいた上で、本市による支援を継続していくこととなります。  以上でございます。 ○成田芳律議長 戸田由紀子さん。 ◆戸田由紀子議員 ありがとうございます。あと児童が家事を強いられるといった相談があった場合は、どのような対応をされていますか。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。 ◎健康こども部長(山﨑裕之) お答えいたします。  児童が家事を強いられている状況が、児童にとって我慢を強いられているような状況であれば、虐待通告として受理し、児童の虐待状況が解消されるよう、保護者への指導を行い、児童の虐待状況が解消されるよう支援を行ってまいります。  以上でございます。 ○成田芳律議長 戸田由紀子さん。 ◆戸田由紀子議員 それで、実際これまで家事を強いられるといった児童はいますか、またいましたか。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。 ◎健康こども部長(山﨑裕之) お答えいたします。  現在支援を行っている中で1件ございました。ただ、こちらのケースにつきまして、詳細は申し上げられないのですけれども、初めお子様、児童のほうから、面前で要はお父さんとお母さんがけんかをして不安になったと、不安であるというような相談が、児童が通っている学校のほうにご相談がありまして、そちらから私どものほうに通告という形になったわけですけれども、その際まずは面前のけんか。そういう主訴で入ったわけなのですが、その中であと父母がちょっと帰りが遅いので、下のお子様の世話をしなければならないというような子供からの訴えもありましたので、両方の面で児童虐待というふうに捉えておりますので、一応家事を強いられているということにちょっと難しい部分あるのですけれども、一応今現在支援を行っている児童としては1件ございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 戸田由紀子さん。 ◆戸田由紀子議員 具体的なところをいろいろとありがとうございました。本当に子供たち、それからその家庭に合った適切な支援というところが本当に必要だし、大事なんだなという気がしております。今までいろいろとお聞きいたしましたけれども、やはりそれぞれの場面において、いろんな形での支援をしていただいているなということを理解いたしました。本当に詳しくご答弁いただきましてありがとうございます。これだけ本当に数が増えている中で、担当者はじめ関係する方々、本当に表に見えないところでの様々なご苦労には、本当に感謝申し上げたいと思います。これまで本当に大きな事件が起きていないというところでは、担当者の皆様はじめCANPYとか、いろんな形での連携が図られている、学校との連携も図られているというふうな状況を伺いましたので、そこのところは本当に皆様のご苦労に感謝申し上げたいと思っております。本当家族への継続した支援も欠かせない事業ですので、これからも粘り強い支援、取組をお願いいたします。本当にこれ市を挙げての取組というところも必要になってくるかと思いますので、そのときにはよろしくお願いいたします。  次、みどりの基本計画に移ります。この計画ができた時点では、かなり市民と市民協働というところで緑、四街道の緑を育成、育てようというようなところでの活発な活動があったかと、今ちょっと思い出しているのですけれども、継続されている事業も何点かあるということですが、その中で市の玄関口である駅前広場や松並木通りについての管理はどうされているのか、市民参加による取組はされていますか。 ○成田芳律議長 都市部長、嶋田浩司さん。 ◎都市部長(嶋田浩司) お答えをいたします。  四街道駅北口及び南口並びに物井駅東口の駅前広場、また松並木通りの管理につきましては、公益社団法人四街道市シルバー人材センターと管理委託契約を締結し、花壇植栽管理、日常清掃、低木剪定などを実施し、適切な維持管理に努めているというところでございます。  続きまして、市民参加による取組につきましては、物井駅東口広場の植栽帯の一部ではございますが、社会福祉法人愛光の入居者によります野外活動の一環といたしまして、花の植付け作業や清掃、除草作業を県の道路愛護活動助成金を活用いたしまして実施しているというところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 戸田由紀子さん。 ◆戸田由紀子議員 県内から四街道市内に引っ越してこられた方から伺った話なのですけれども、その方のお友達が最近四街道に遊びに来られたそうです。それで、駅を降りて、花壇のきれいなこと、それから松並木通りがきれいに整備されていること、本当に驚くとともに、その方に、あなた、何でこんないいところへ私に黙って引っ越してしまったのというふうに言ったそうなのです。だから、やはりほかの市の方から見ると、あそこの花壇、本当にきれいに清掃されて、私たち日常的に利用する者としても大変心を癒やされております。本当に表玄関としての花壇を手入れするというところの意味は、とても大きなものがあると思っています。それで今シルバー人材センターと委託契約をされていらっしゃるということと、あと花と緑の基金がそれの原資になっているというふうなお話なのですけれども、やはりこれ基金はいずれなくなります。継続して緑を守り、つくり、育むためにはやはり財源が必要です。それで、寄附制度を募って、幅広く市民や企業などから寄附金を募ることも必要ではないかと考えておりますが、いかがでしょうかというところと、あとこれJRの佐倉駅の南口なのですけれども、これ企業が花壇の整備をして、お花を植えて、そこにこんなプレートを、どこどこの会社がこれを整備していますとか寄附しましたとかという、そういうプレートを立てて、南口にはあるのですけれども、そこは御覧いただきましたか。ああいう、それからまた仙台市などでもおもてなし花壇に取り組んでいるということでございますので、本市でもみんなで地域づくりセンターを活用して、また自治会などとの連携を進めて、こういうふうな市民参加による、いわゆる寄附金を募った形での取組を進めていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○成田芳律議長 都市部長、嶋田浩司さん。 ◎都市部長(嶋田浩司) 議員からのご質問の中の、花と緑の基金のことでございますけれども、まず目的でございますが、花と緑の緑化推進を目的としている中での寄附金その他の収入を積み立てているものということでございます。ですので、新たに寄附金を創設することは今現在のところ考えてはおりません。ただ、基金の活用方法や寄附への協力については、調査研究してまいりたいという考えでございます。  あと、先ほどの佐倉市や仙台市の事例の中での自治体との連携というところでのご質問でございますけれども、まずはみんなで地域づくりセンターを活用して、参加可能団体との情報交換を行いたいというふうに考えております。また、参加団体が長期的な活動になることを、制度として調査研究していきたいと。先ほど議員がおっしゃられましたとおり現地、またその団体、先例市のいいところの団体に出向いての調査研究をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 戸田由紀子さん。 ◆戸田由紀子議員 花と緑の基金にも寄附がされているということなので、やはりそういう緑をつくる、こういう活動に寄附をしたいという市民の方は結構いらっしゃるのだなって気がしております。ぜひこれ本当に佐倉市のような形での取組というところは、やはり自分たちのまちを本当にきれいにするというところでは、市民にとってもとてもそれは逆に言えばその生きがいというのでしょうか、そういうところにもなっていくと思いますし、やはり自分たちのまち四街道、やはり大好き四街道というふうなところでの意識も高まっていくと思いますので、何か子供の誕生祝いとか結婚祝いとか、そういうときのあれをとかという形での、いろんな形での市民の方との四街道市の絆を強めるという意味では、とてもこれは意義があるのではないかと思っておりますので、ぜひその調査研究をして取り組んでいただきたいと思います。  それと、あとあそこ物井駅のほうの愛光さんがいろいろとやって、課外活動を協力されているということなのですけれども、これ四街道駅のほうでの、いわゆる障害者団体のこういう協力とか、そういうところというのはこれまでありましたか。 ○成田芳律議長 都市部長、嶋田浩司さん。 ◎都市部長(嶋田浩司) お答えをいたします。  四街道市においてはございませんでした。  以上でございます。 ○成田芳律議長 戸田由紀子さん。 ◆戸田由紀子議員 今やっぱり市を挙げて障害者の優先調達法を、いろんな形で障害者の事業所のほうに仕事を優先調達していただいております。ぜひそういう中で、やはり課外活動、この課外活動を得意としている方たちもいらっしゃいます。障害者の施設によって、事業所によって様々なのですけれども、そういう方たちもいらっしゃるというところでは、ぜひ優先調達法を活用した形での何か取組ができないのかなというふうにちょっと今思いましたので、そちらのほうもこれはどちらなのだろう、福祉じゃなく、あれ総務のほうですね、ぜひそれ庁内のほうでよく研究して検討していただきたいと思います。  それと、投票に関しましては、これ本当に当事者の方たちの、どういうふうに支援していただきたいというところを、事前にしっかりとお聞きしていただきたいと思います。様々です、それぞれの方たちの支援の方法というのは。ですから、投票前にぜひそのところを広げていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○成田芳律議長 以上で戸田由紀子さんの質問を終結します。  暫時休憩します。    休憩 午後 2時11分    再開 午後 2時30分 ○成田芳律議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○成田芳律議長 引き続き一般質問を行います。  8番、大越登美子さん。    〔大越登美子議員登壇〕 ◆大越登美子議員 議席番号8番、会派市民クローバー、大越登美子です。ただいまより一般質問を行います。  1、性教育と子宮頸がんワクチン接種。  (1)、教育課程においての性教育の現状と課題。子供や若者たちの性を取り巻く環境は、性暴力、性犯罪、望まない妊娠、性感染症など、とりわけ人工妊娠中絶件数は、令和元年度では約15万6,000件、中でも24歳未満では5万2,483件と全体の3割を占めています。こうした社会問題は、私たち大人がしっかりと現状を理解するところから始まると考えます。日本の教育現場では、大人の身体への成長を学ぶ段階で、妊娠の過程を扱うのはまだ早いという、いわゆる歯止め規定があり、一歩踏み込んだ性の教育は、いまだタブー視されがちです。しかし、子供たちにとって、あらゆる方法を考え、実用性、リスク回避、ジェンダーやLGBTの理解を深めたり、性感染症の正しい知識など、包括的性教育を目指していただきたいと思っています。現状と課題をお尋ねします。  (2)、子宮頸がんワクチン接種の現状と課題。2013年定期接種により重症化した訴えが全国的に相次ぎ、対象者への個別の接種を呼びかける積極的勧奨を中止していました。ところが、これまで、僅かな接種件数だったところ、個別通知を行い、令和2年度は94件の接種の報告が決算審査でありました。そして、11月12日、厚生労働省の専門家による検討部会は、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を防ぐワクチンについて、積極的勧奨を再開することを正式に承認しました。現状と課題をお尋ねします。  2、吉岡・鷹の台地区問題。  現在の吉岡地区における市街化調整区域の宅地開発の状況は、急ピッチに進み、隣接の鷹の台地区住民から心配の声を寄せられております。以下についてお尋ねします。  (1)、市街化調整区域の宅地開発状況と課題。  (2)、県道66号浜野四街道長沼線の進捗状況と印旛土木事務所との協議内容について。  (3)、鷹の台2号線における事故の状況と今後の検討事項。  (4)、千葉市との市境道路について。  ①、50キロ規制の見直し状況。  ②、千葉市へ協力依頼した内容についての進捗状況と市の取組。  3、次期ごみ処理施設用地残土汚染問題。  (1)、裁判の進捗状況について。下野商事からの主張はどのような反論をしているのか。それに対して、市長としての見解をお尋ねします。また、真相究明の今後の見通しもお尋ねします。  以上、壇上からの質問とさせていただきます。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○成田芳律議長 大越登美子さんの質問に対する当局の答弁を求めます。  教育長、府川雅司さん。    〔教育長 府川雅司登壇〕 ◎教育長(府川雅司) 私からは、第1項目の1点目、教育課程においての性教育の現状と課題についてお答えいたします。  学校における性に関する指導は、学習指導要領に基づき、児童生徒が性に関して正しく理解し、適切に行動を取れるようにすることを目的に実施されており、体育科、保健体育科や特別活動をはじめ、学校教育全体を通じて、指導することになっております。小学校では、体は思春期になると次第に大人の体に近づくことを学習します。中学校では、生殖に関わる機能が成熟することや妊娠や出産が可能となることから、受精、妊娠を学習します。また、性感染症やエイズについての正しい知識を身につけます。このほかにも、市が推進している。命の教育の一環として、各中学校において命の教育講演会を行い、助産師さん等の専門的な立場の方の話を聞いて、命の貴さや大切さを学んでいます。課題としましては、児童生徒の心身の成長には個人差があり、個々に考慮した指導を行うことが挙げられます。市教育委員会では、今後も国や県の動向の把握に努め、必要に応じて学校への周知をしてまいります。  私からは以上でございます。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。    〔健康こども部長 山﨑裕之登壇〕 ◎健康こども部長(山﨑裕之) 私からは、第1項目、性教育と子宮頸がんワクチン接種の2点目、子宮頸がんワクチン接種の現状と課題についてお答えいたします。  初めに、現状についてですが、令和2年10月に、国より、ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種の対象者等への周知に関する具体的な対応等についての通達があり、ヒトパピローマウイルス感染症ワクチンに関する情報と、接種対象年齢であることを記載した個別案内を接種対象者に通知しております。ヒトパピローマウイルス感染症ワクチンの接種率については、個別案内を通知する前と比較しますと、全国的な状況と同様に増加しております。接種者の学年は、高校1年生、中学3年生、中学2年生の順に多くなっております。今年度についても、令和3年10月末現在、昨年度より高い接種率となっております。子宮頸がんワクチンの課題についてですが、国より積極的勧奨を再開するとの通知がありましたことから、接種対象者に個別通知をしていくことになります。その際には、国が作成しているリーフレットにて、ヒトパピローマウイルス感染症ワクチンの効果、副反応等の情報をしっかり理解して、納得した上で接種してもらえるように、情報提供をしてまいりたいと考えております。  私からは以上でございます。 ○成田芳律議長 都市部長、嶋田浩司さん。    〔都市部長 嶋田浩司登壇〕 ◎都市部長(嶋田浩司) 私からは、第2項目、吉岡・鷹の台地区問題の都市部所管事項であります1点目から3点目につきまして、順次お答えいたします。  初めに、1点目、市街化調整区域の宅地開発状況と課題につきましてお答えいたします。吉岡地区の市街化調整区域における近年の宅地開発許可状況につきましては、昨年度は2件で33宅地、今年度は2件で73宅地の許可がされております。次に、課題につきましては、都市計画法第34条の市街化調整区域の許可基準及び都市計画法第33条の道路、公園、排水施設等の技術基準に適合したものが許可されますことから、特段課題につきましてはございません。  続きまして、2点目、県道66号浜野四街道長沼線の進捗状況と印旛土木事務所との協議内容についてにつきましてお答えいたします。主要地方道浜野四街道長沼線の進捗状況につきましては、千葉県印旛土木事務所により、国道51号吉岡十字路から千葉市谷当交差点までの約1.6キロメートル区間でバイパス整備を進めており、用地取得率は約8割と聞いております。また、一部用地を取得できた区間におきましては、道路改良工事を実施してきたところでございます。なお、印旛土木事務所との協議内容といたしましては、必要となる用地を取得するための手法等について、協議を行っております。  続きまして、3点目、鷹の台2号線における事故の状況と今後の検討状況につきましてお答えいたします。鷹の台2号線の事故の状況につきましては、令和3年11月10日の午前、ミキサー車が速度超過により、カーブを曲がり切れず電柱に接触し、車道側に倒壊したため通行止めが生じたほか、周辺地区では停電が発生いたしました。事故発生時におきましては、警察、道路管理者により通行止めの措置を行い、電柱の管理者であるNTT、東京電力におきましては、即日復旧工事に着手し、同日夜間に工事が完了いたしました。また、当該路線は通学路となっておりますことから、教育委員会、吉岡小学校と共に連絡調整を行い、当日は、通学路のルートを変更した上で、児童は教師の付添いにより集団下校を実施しました。幸いにも下校時刻での事故発生ではなく、児童の帰宅に直接の影響はございませんでしたが、再発防止に向け、11月16日に地元自治会、PTA、小学校、教育委員会、交通管理者、道路管理者が参加した吉岡小通学路合同点検を実施し、事故現場の問題点の洗い出しを行いました。即効的な対策といたしましては、視線誘導標の見通しを確保するため、11月25日に植樹帯の低木を剪定いたしました。今後におきましては、合同点検での状況を踏まえて、ガードレールなどの交通安全施設の新設について検討してまいりたいと考えております。  私からは以上でございます。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。    〔総務部長 岩井勝明登壇〕 ◎総務部長(岩井勝明) 私からは、第2項目の4点目、千葉市との市境道路についてお答えいたします。  ①、50キロ規制の見直し状況、②、千葉市へ協力依頼した内容についての進捗状況と市の取組についてでございますが、重複する答弁となりますことから、一括してお答えいたします。当該路線は千葉市と隣接する幅員のある小中学校の児童生徒が通学路として使用する車両の往来が比較的多い路線でございます。当該路線の速度制限規制を50キロから40キロへ引き下げる見直しの要望でございますが、地元自治会からの要望に基づき、令和2年10月30日付にて、四街道警察署長並びに千葉東警察署長宛て要望書を提出しております。現在のところ改善には至っておりませんが、今後も引き続き改善に向けて要望してまいります。  私からは以上でございます。 ○成田芳律議長 環境経済部長、麻生裕文さん。    〔環境経済部長 麻生裕文登壇〕 ◎環境経済部長(麻生裕文) 私からは、第3項目、次期ごみ処理施設用地残土汚染問題のご質問についてお答えいたします。  初めに、下野商事からの主張はどのような反論をしているのか。それに対して市長としての見解でございますが、下野商事の主な主張につきましては、平成25年2月15日頃、大日運輸の秋澤会長並びに葛城らが来庁したことを否認し、隣接する市所有地の一部の買取りや、造成工事を検討する状況になく、当時下野商事側から申し出るなどあり得ないことなどが述べられております。なお、相手方の主張に対する見解につきましては、係争中であることから、この場でのお答えは控えさせていただきます。  次に、真相究明の今後の見通しでございますが、現在のところ、裁判所の指示に従い、これまでの経緯について主張し、証拠を提出しており、今後は裁判所により双方の主張及び証拠について整理され、真相究明がなされていくものと考えております。  私からは以上でございます。 ○成田芳律議長 再質問はありませんか。  大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 ご答弁ありがとうございます。では、再質問させていただきます。  その前に、参考資料を配付させていただいてあるのですが、令和元年度の命の教育の四街道中の、令和元年11月26日と書いてありますが、これ29日に訂正になります。よろしくお願いします。  では、再質問させていただきたいと思います。壇上のご答弁から、学習指導要領に沿っておられ、授業を行っているというのは理解いたしました。今回中学校のキャリア教育の推進事業ということで、以前担当課長のほうにお願いをしてまとめていただいたものを参考資料とさせていただきました。四街道の5つの中学校で、どのような内容になっているのかという、詳しい内容は分かりませんけれども、この内容を見て、こんな感じなのかなというのを、皆さんにお配りさせていただいたところです。これなのですけれども、全体的に性教育は外部の方をお招きして授業を行っているということになるのですけれども、部長にお尋ねしたいのですけれども、先生方から性教育についての、学校間での情報共有はされているかと思うのですけれども、現場からの要望とかあるものなのでしょうか。 ○成田芳律議長 教育部長、伊藤克紀さん。 ◎教育部長(伊藤克紀) お答えいたします。  特に現場からの要望等は出ていないところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 分かりました。文科省は今年から公立学校で試験的に命の安全教育をスタートしました。2023年には全国の小中高において普及を図る予定です。性犯罪、性暴力を防ぐための教育です。しかし、学習指導では性行為を教えない。それなのに性犯罪、性暴力を防ぐための教育を進めようとしています。正しい知識を持たなければ、誰もが被害者、加害者になり得ます。本当に子供たちの命を守ることができるのだろうか、現場の先生方からの悲鳴が聞こえてきます。コロナが終息した際には、学校の授業や他市への視察をして試みたいところなのですが、今回はネットでいろいろ検索させて、調べさせていただきました。東京都教育委員会の公立中学校の校長先生を対象とした2019年なのですが、性教育の実施状況を調査したところ、生徒は正しい性知識を身につけているが52%、また医師ら外部講師の活用が効果的だと思うが89%との調査結果がありました。また、全体の9割の55校においては、避妊法や人工妊娠中絶等、中学校学習指導要領に示されていない内容の授業の指導をしています。  教育長にお伺いしたいのですが、歯止め規定がある中、学校現場では先生方が知恵を絞り命の教育を行っています。専門職の助産師さんなど、先ほどもご答弁の中でもありましたけれども、今後もご協力いただいているところなのですが、子供たちが学ぶべき大切な性教育に対して、例えば保護者の参加や、他県の取組を研究するなど、さらに一歩踏み込んだ環境を整えてほしいと願いますが、教育長のお考えを伺いたいと思います。 ○成田芳律議長 教育長、府川雅司さん。 ◎教育長(府川雅司) 私の考えということでお話をさせていただきます。  先ほど壇上でも答弁させていただきましたが、命の教育の取組といたしまして、今大越議員さんもお話しされましたが、中学校ではこの表のような取組を、命の教育の講演会の取組をしております。各中学校においては、この講演会の中で命の貴さを学ぶ、そういう大変有意義な学習を展開しております。私の考えでございますけれども、学校と保護者が講演会の内容を共有して家庭において話題となれば、大変意義のあることだと私は思います。今後でございますけれども、講演会への保護者参加につきまして、市内の各中学校に会議の折に、あるいは会合、学校訪問したとき等々に機会を見て呼びかけていきたいと、そういうふうに今現在私の考えを持っているところでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 ありがとうございます。そのようなご答弁いただきまして、うれしく思います。実は私も10年前になりますけれども、小学校でこういった性教育に関して研修会がございました。そうした中、賛否がありまして、やるやらないでクラス内のお母さん方と話し合った記憶がございます。だけれども、その時点ではやっぱり情報化というのが今ほど進んでなく、子供たちは真剣に聞いているのですけれども、今現在こんな中、情報がもう錯綜して氾濫している中、子供たちが正しい知識を身につけられるかというのが、やはり今の学校現場の先生方が一番よく御存じだというふうに私は思っております。先生方と話合いをしながら、また保護者の方と交わっていただきながら進めていっていただきたいなと思います。今週は人権週間でもありますけれども、毎日が私人権、そのように思っております。相手を思いやる気持ちを育むこと、自分を大事にすること、ノーと言えるようになること、以前CAPの研修をしてほしいとお願いしたことがございました。ぜひ子供たち、保護者、先生への性に関するアンケート調査、実施していただきたく、現状を把握していただきたく、要望させていただきたいと思います。  次に行きます。子宮頸がんワクチンの接種に関してなのですが、小学校6年生から高校1年生の女子に子宮頸がんワクチン接種を勧奨するのはなぜでしょうか。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。 ◎健康こども部長(山﨑裕之) お答えさせていただきます。  子宮頸がんワクチン予防接種につきましては、令和3年11月26日付、厚生労働省から、ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種の今後の対応についての通知が発出され、積極的勧奨が再開されました。また、個別の勧奨につきましては、基本的に来年の4月より実施することとされております。ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種の対象者は、12歳となる日が属する年度の4月1日から、16歳となる日が属する年度の3月31日までの間にある女子となっていることから、小学校6年生から高校1年生の女子に対し、接種勧奨が必要ということになります。  以上でございます。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 それは国からの通知なので、最新のお話かと思いますけれども、これ8年前からあるものなのです。一言で言えば、ウイルス感染でがんになる。ウイルス感染、子宮頸がんは性的接触によるがんです。反対に性的接触がなければ子宮頸がんにはならない。これは表裏一体なのですけれども、子宮頸がん検診の実施、今もされておりますけれども、5年間の推移と周知方法をお知らせください。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。 ◎健康こども部長(山﨑裕之) お答えいたします。  検診の受診者数ですが、平成28年度は2,824人、29年度は2,777人、30年度は2,894人、令和元年度は2,921人、2年度は1,926人と推移しており、3年度は大変恐縮ですが、11月4日時点で2,509人となっております。なお、昨年度大幅に減少した理由といたしましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響であると考えております。また、周知方法とのことですが、周知方法につきましては、検診通知や、21歳の人に無料のクーポン券の発送のほか、市ホームページへの掲載、乳幼児健診・相談受診時や転入時、児童扶養手当の現況届の提出時にチラシを配布し、周知しております。なお、検診通知は、今まで市の検診を受診している人のほか、20歳、30歳から70歳までの5歳刻みの人にも、受診歴にかかわらず送付しているところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 ありがとうございます。5年間の推移なのですけれども、その中で20歳代が低い受診率というふうに事前に伺っていたのですけれども、HPVのワクチンの効果というのは50%から70%であって、20歳になったら2年に1回検診を受けることについては、この厚生労働省が出しているチラシ、これを見れば分かると思います。市民ネットワークでは街頭で子宮頸がんワクチンを接種すれば検査をしなくてもよいかというシール投票を行いまして、その際イエス、ノーよりも分からないと回答した人のほうが多かったのです。自分には関係ないことだとか、やはり男性の方はご協力が少なかったのですけれども、分からないと、男性の方も回答されておりました。子宮頸がんは女性のがんなのですが、パートナーでもある男性にも言えることになります。このことは、部長は御存じでいらっしゃいますね。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。 ◎健康こども部長(山﨑裕之) お答えいたします。  当然性行為等で感染するということがございますので、男性にも影響するものと考えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 そういったことでやはり、ここにいらっしゃる男性の方、女性は少ないのですけれども、相手を思いやる気持ち、そして女性が子供を産み育てていく、これをしっかりと子供たちに伝えていかなければならないという役目が大人にはあるかと思います。来年4月から個別通知始まりますけれども、どのような形で対象者に周知していくのかという、再度の質問になりますけれども。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。 ◎健康こども部長(山﨑裕之) お答えさせていただきます。  現在個別通知は、子宮頸がん予防接種について、積極的勧奨はしておりませんけれども、接種対象者であることと、子宮頸がんワクチンの効果や副反応等についての情報を掲載しております。来年度は、積極的勧奨が再開されるため、現在も掲載している子宮頸がんワクチンの効果や副反応等についての情報とともに、接種に必要な予診票を同封し、接種対象者全員に個別で送付する予定でおります。  以上でございます。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 では、はがきではなく同封してくださるってことですね。そのような形で、詳しく掲載してくださるのだなというふうに今理解いたしました。私の個人的意見ですけれども、ウイルス感染でがんになる、先ほどもお話しさせていただきました。子宮頸がんは性的接触によるがん、子供たちは受精は知っていても性行為そのものは学校では教わりません。性行為が低年齢化し、若い女性が感染しているからその前にワクチンを接種することを進めているにすぎないと私は考えております。子供たちに説明ができなければ進めること、前に進めることはできない、そう考えます。国からの通知が致し方ないにしても、無料だとしても、4月からの準備としては、やはりここには、ワクチン接種後に体に異変を感じたら、すぐに連絡取れるような体制を取っていかなければならないことや、紙面には大きく保護者への注意事項を併せておきたい。そして、20歳からの定期検診を受けることを、先ほど21歳の無料クーポン、話ありました。そうしたことで組合せていく、ワクチンを接種したから大丈夫だということではないということを、しっかりと書いていただきたいと要望させていただきたいと思います。今回の質問は、教育委員会、そして健康増進課、これ連携してやはりやっていかないと、子供たちを守るためには大人がそういった環境をつくらなければならないというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、2の吉岡・鷹の台地区問題です。先ほど部長のほうからご答弁いただきまして、吉岡地区、今本当に急ピッチで進んでいるのですけれども、鷹の台の吉岡に隣接する住民の方から、市街化調整区域の宅地開発に関して相談が寄せられていますけれども、市のほうにもご連絡はあったのでしょうか、どうなのか教えてください。 ○成田芳律議長 都市部長、嶋田浩司さん。 ◎都市部長(嶋田浩司) お答えいたします。  ありましたというところでございます。  以上でございます。
    成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 すごい簡素で、ありましたということですけれども、どんなような内容でした。分かればお願いします。 ○成田芳律議長 都市部長、嶋田浩司さん。 ◎都市部長(嶋田浩司) お答えいたします。  御成台の渋滞を助長するのではないかということで、開発区域内の道路に出入口をもう一か所設けてほしいという旨の要望でございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 ありがとうございます。そこの開発行為は、今もう許可を得て、されている状況だと思うのですが、私は懸念するのはその後ろに控えています墓地問題で1万平米の土地があったりですとか、本当に森なのです。そこをどういうふうに今後まちづくりをしていくかというのを、やっぱり市のほうできちんと考えていただきたいなというふうに思いまして、これは要望させていただきたいと思います。  次に行きたいのですが、県道の66号に関してなのですが、私議員になってから質問しておりますが、今回初めてなのでしょうか、印旛土木事務所との協議されているのですが、きっかけなんかはあったのでしょうか。 ○成田芳律議長 都市部長、嶋田浩司さん。 ◎都市部長(嶋田浩司) お答えいたします。  議員のご質問の中でのご心配のとおり、長く開通ができていないということでのことでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 先ほどご答弁のほうで気になるお話があった手法等の協議というのは、どういう内容でしょうか。 ○成田芳律議長 都市部長、嶋田浩司さん。 ◎都市部長(嶋田浩司) お答えをいたします。  印旛土木が今検討されている手法ということで私どもは認識しておりますので、内容の詳細は分かりかねるというところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 こういった公の席では、なかなか公にできないというのは分かるのですけれども、副市長にお伺いします、すみません。毎年春に印旛土木に行かれているということなのですが、何か伺っておりますでしょうか。 ○成田芳律議長 副市長、武富裕次さん。 ◎副市長(武富裕次) 毎年春に行っているというか、市にとって印旛土木でこういう県道整備とか最たるものですけれども、印旛土木で市にとって進めてもらいたい事業があるわけです。だから、そういったようなものを推進してくれということで市の事情をいろいろ話して、どうしてこれが必要なのかとか、そういうようなことを話して、その推進を図るために毎年、毎年行くのはやっぱり印旛土木のほうも担当者が、所長とか結構替わるのです。だから、一応毎年行って、要は市と土木等の職員お互いに常に連携取れるように、そういうきっかけづくりになるなと思って行っているところです。この県道の浜四線についても、毎年ずっと言っているのですけれども、なかなか墓地の問題があって、事業がそこが中断してしまっているということで、今年行ったときは、いろいろ取得手法等、地元や市といろいろ協議して進めたいというようなお話でございました。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 ありがとうございます。今初めて伺うのですけれども、地元との協議というか話合いが進む、一歩進んだというふうに理解してよろしいでしょうか。 ○成田芳律議長 副市長、武富裕次さん。 ◎副市長(武富裕次) 以前から印旛土木のほうは、進めていきますよという話はあったのですけれども、今までいろんな方法を印旛土木も検討しておりまして、それで今までそういう経緯をたどっていますので、今また取得手法もいろいろ検討しているということで、そういう意味ではどうですか、進んでいるといえば進んでいるということになるのではないかと思います。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 ありがとうございます。私議員になって6年の中で何回かお話しさせていただいて、初めて進むのだなというふうに認識したところです。これ協議を進めるに当たりご配慮いただきたいことは、鷹の台地区から子供たちが自転車で旭中の通学路として、やはりここを整備していただきたいというのがございます。このバイパスの完成によって歩道の道幅は確保できますし、自転車で安心して本当に通学できるようになってほしいと要望させていただきたいと思います。  次に参ります。先ほど鷹の台2号線の小学校のところ、ほぼほぼ壇上で全部ご答弁いただいたので、教育委員会のほうにもお話ししましたけれども、そこはやはり通学路だということで、サツキの植栽がずっと植わっているのです。そこやはり緩やかなカーブですね、曲がり切りきれなかったということで、私もあの当時というか、そのときに電気が消えたことも、子供たちがオンラインでやっていたときに、ぶつっと切れたので、そういうほかのお店屋さんですとか歯医者さんですとか、やはりそういったところに影響が出てきたというのが現状なので、早急に直してほしいなということで、質問させていただいたのですが、合同点検もされて、今後の見通しもガードレールをつけるという認識でよろしいのでしょうか。 ○成田芳律議長 都市部長、嶋田浩司さん。 ◎都市部長(嶋田浩司) お答えいたします。  ガードレールの設置も1つの手法として検討しているということで、ご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 地域や自治会からの要望があったと聞いたのですが、今回反映されたと理解してよろしいでしょうか。 ○成田芳律議長 都市部長、嶋田浩司さん。 ◎都市部長(嶋田浩司) お答えいたします。  反映されていると、ご理解していただいてよろしいかということでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 ありがとうございます。かつて鷹の台2号線は住民より大型車両の騒音の苦情があり、市議会でも取り上げられ、市が騒音調査を実施したり、警察との協議を行い、看板設置など、自治会の地道な活動により50キロから40キロへと、今に至った経緯があります。しかし、大型車両の進入は続いており、今回の事故を受け、改めて通学路でもあるこの鷹の台2号線の規制が必要に思いますが、どのような方法で規制をかけられるのか、総務部長に伺いたいと思います。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。 ◎総務部長(岩井勝明) お答えをいたします。  当該路線につきましては、ダンプやトラックなどの大型車両の交通量が多く、これらに起因する騒音であるとか振動、これが道路沿道の住民の方々に被害をもたらしているということから、平成9年の12月10日付で、鷹の台の自治会から速度規制と、あと大型車両進入規制の要望が提出をされました。そして、平成10年の3月2日、四街道警察署長宛てに要望書を提出しております。その結果平成13年度に、50キロから40キロへの速度規制、これが引き下げられたところでございます。しかしながら、大型車両の進入を禁止する規制、こちらには至っておらない状況でございます。どのような方法で規制がかけられるのかというご質問でございますが、交通事故の抑止や交通の円滑化等の観点から、総合的に勘案し、実施されるものと理解をしております。今回、この路線で事故がございましたけれども、この事故、決していいことではないのですけれども、この事故がきっかけとなって、この要望等が認められることを願っているところでございます。また、大型車両の進入を禁止する規制の決定に考慮する要因といたしましては、児童、幼児等の通学、通園路であるか否か、また住宅地、商店街等にある歩車道の区分のない道路で大型自動車等の通行に十分な幅員がないなどが1つの基準になっているところでございます。また、要望に際しましては地元の住民の皆様の総意であるということが前提となりますことから、住民の皆様の同意をいただいた上で、千葉県公安委員会並びに千葉県警察本部へ、四街道警察署を通じて要望をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 ありがとうございます。では、児童、生徒の通学路でもありますし、本来歩道は自転車は通ってはいけないってなっているのですけれども、あそこは自転車通るなというふうに看板なっているのです。そうしますと、住民の総意となれば、全員の署名か何かをもってということなのですか、それとも4自治会ありますけれども、全ての会長の印だけで済むのかどうか、ちょっとその辺りが分からなのですが。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。 ◎総務部長(岩井勝明) お答えをいたします。  どこまでの同意が必要かというところでございますけれども、まだ警察のほうからそのようなご助言をいただいて、今私ご答弁させていただきましたので、詳細につきましては再度警察と協議をさせていただいた上で、ご報告させていただければと考えているところでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 ありがとうございます。この40キロ規制に関して、その次の千葉市との市境の道路も、これも都市計画道路なので、本来だったら、ここしっかりと地盤はできているというふうに聞いているのですけれども、実は都市計画道路の40キロ規制で、私たちの鷹の台の住むところから、なぜかあの情報大学までが50キロになっているのです。ここを昨年、四街道警察署と千葉東警察署に要望書を出していただいた。これを改善していかなきゃいけないというふうに思っておりまして、今回の事故をきっかけに、同じような形で、やはり要望出していただきたいなと思います。死亡事故もあったり、また大型車両がスピードを出しやすくして、その振動が道路の路面の亀裂から振動がもう本当に沿道沿いではない、その中に入る、住宅街にも響くということで、住民の方からのお話がありました。その住民の方は、もう仕方ないから二重サッシとか考慮して、自分たちでやるよというふうに言われましたけれども、ただやっぱり改善してほしいと、千葉市に要望してほしいということですので、そこの辺りはよろしくお願いします。10月に吉岡・鷹の台地区自治会と千葉市御成台自治会、四街道警察署と千葉東警察署を交えた意見交換会を開催していただきました。地域の抱える問題も情報共有ができ、安全対策が講じられるのではと期待しております。今後も継続的にお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。 ◎総務部長(岩井勝明) お答えいたします。  ご質問の意見交換会は、本年8月に四街道警察署へ鷹の台地区の住民の方からの相談が寄せられたことをきっかけに鷹の台地区、また隣接いたします千葉市御成台地区の各自治会、また行政からは四街道市、それから千葉市、四街道警察署、千葉東警察署が参加して、周辺地区の犯罪等の情報の共有、また防犯意識の向上等のために開催されたものと認識しております。ご質問の継続的な開催とのことでございますが、このたび開催されましたこの意見交換会につきましては、四街道警察署が主導となりまして、当市も参加させていただいたものであります。この場で四街道市のみで継続的に開催するという判断をするのは難しいとは考えておりますけれども、前回のように参加や協力の依頼があれば、積極的に協力してまいりたいと考えております。  以上です。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 ぜひよろしくお願いします。岩井部長は自治振興課の課長のときから、こちらのほうに来ていただいて、実情もよく御存じかと思います。ぜひまたよろしくお願いいたします。  続きまして、次期ごみ処理施設の残土汚染問題なのですけれども、再質問をさせていただきます。第9準備書面において、土地交換契約により市としての利益となる判断をして、契約の締結に応じたと述べております。市としての利益というのはどういったこと、どのようなことなのでしょうか。 ○成田芳律議長 環境経済部長、麻生裕文さん。 ◎環境経済部長(麻生裕文) お答え申し上げます。  市といたしましては、相手方の負担において、適正な施工が契約どおりになされれば、くぼ地が解消されて、不整地の地形が整えられることによりまして、さらなる土地の利活用が図れるようになるというようなことから、市にとっても有益になるものと判断したものでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 そもそもこの土地交換契約とか土地交換は必要だったのかって最初に戻るのですけれども、再度伺います。 ○成田芳律議長 環境経済部長、麻生裕文さん。 ◎環境経済部長(麻生裕文) お答え申し上げます。  そもそもはぎざぎざになっていて、真っ直ぐな土地の所有形態でなかったわけですけれども、その辺のお話があったことから真っ直ぐにすれば、その辺利活用がよくなるということで、やったほうが有益であるという判断だったかと思います。  以上です。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 でも、当時廃棄物対策課の中では、こうした残土の受入れとか工事というのは、当事者の方もいらっしゃるかと思うのですけれども、要は批判をされた方もいらっしゃいましたし、どうやってこれを設置するかという、そういった合意が、やっぱりなされていないのです。さきに始まった太陽光パネルの工事の搬入路の施設地内の許可申請を許しましたし、次期ごみ処理施設用地をその場所を見下ろすほどの高さに位置し、隣接する問題の谷底を埋めるくぼ地解消工事と題して始まったのです。山本議員が残土の捨場を紹介したり、仲よくしていた業者の建設機構の島田氏や、元反社の佐々木氏はお友達、茂垣氏も市長から特命事項により元同僚でお友達、茂垣氏と大谷氏もみんなお友達、鹿渡南部から始まるこれまでの公共工事の最たるものは、大谷総合の出入りと元職員とのつながりが根深く、内輪もめではないのでしょうか。市の税金を使うなと言いたいと思いますが、市長はどう考えておりますか。 ○成田芳律議長 市長、佐渡斉さん。 ◎市長(佐渡斉) 今大越議員が大越議員さんなりの分析、評価をされたと思います。お友達とか大谷総合とか元市の職員、そういった関係でご自身のお考えで質問されましたけれども、今そういった問題につきましても裁判の中で、これから明らかになる。また、現在係争中で関わってくることがありますので、先ほども壇上で、担当部長がお答えいたしましたとおり、係争中のことに関する市としての解釈、市長の解釈、これについてはご答弁を控えると、このように申し上げましたが、これは市の見解でありまして、これが係争中のものでないのであれば、はっきりと申し上げられます。それから、また今は例えば山本議員のお名前とか反社の方のお名前とかいろいろ出ましたけれども、これについても私ども今裁判の中とか、あるいは百条委員会の中での情報を議事録ぐらいでしか分からないので、そういう面もあってご答弁、ちょっとこれなかなかいたしかねるというところでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 いや、分からない、分からないで2年過ぎてしまっているのですけれども、結果的に市としての利益ではなく、市に莫大な損失を与えていると、それは市長はどのように感じていらっしゃいますか。 ○成田芳律議長 市長、佐渡斉さん。 ◎市長(佐渡斉) 損失については2つございまして、実質的に汚染残土が入っているというそういう損失、それから現在ある清掃工場を次期の吉岡の予定地、ここで建設をして市民の皆様の毎日排出されるごみを安定的に処理していくという、そういう行政としての責務、こういったそれが阻害されているという損失、これが2つあるというご説明をさせていただいておりまして、先ほど一番最初に申し上げました土壌汚染問題ということについては原因の究明、そして責任、そして責任追及、それから賠償請求、これは裁判をやってるおるところでございます。そして、私ども行政として、特に市長としては政治的な客観責任があるわけなので、これについてはいかにして市民の皆様方のごみを、家庭から出るごみ、事業所から出るごみ、いかに安定的にこれを処理していかなければいけないか、これはそれを実現するための政策的な努力を積極的に進めなければいけないという、そういう2つの責任を感じているということでございます。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 大谷総合の準備書面では、設計コンサルタント業務等により報酬(利益)を得ることを予定していたと述べていました。大谷総合や下野商事、並びに建設機構、泰斗建設、名前がいっぱい出てきますけれども、この裁判を起こす前、行政指導を行っておりました。当時資料請求を願い出たところ非公開でした。しかしながら、この非公開がどういうことを意味するのか。百条委員会で資料請求があって、その後、当時知られたくなかったとしか言いようがないと、裁判を起こすために時間を継いでいたように私は思うのですけれども、麻生部長に伺いたいと思います。証拠がないと言っておりますけれども、百条委員会での話、またかいつまんだ話ですとか、市がどこまで事業者に話をしているか私たちは分かりません。市の対応を非公開にしたことが、私証拠だと思います。そうしたことを、麻生部長がお答えになるかと思いますけれども、どういう違いがあるのか、伺いたいと思いますけれども。 ○成田芳律議長 環境経済部長、麻生裕文さん。 ◎環境経済部長(麻生裕文) お答え申し上げます。  裁判を行う前及びいろいろな裁判が進む前の段階においては、いわゆる証拠となるもの、もしくはその経緯の分かるものについては、調査をして、それを裁判に提出しなければいけませんので、そこの部分については、どの証拠を採用して相手に突きつけるかというところについては検討中の事項でございますので、それは弁護士さんともそういう調整を行わなければいけませんし、そういう部分で非公開ということにさせていただいたわけでございます。それで、しかしながら裁判が進み、なおかつ裁判、2つの訴訟を、訴えの提起を起こさせていただいて、お認めていただいてスタートしたわけでございますけれども、その後に、百条委員会が立ち上がって裁判所のほうにも出しているもの等々、また百条委員会の重みというものも考慮しながら、資料のほうはご提示させていただいたというところでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 私が申し上げているのは、裁判始まる前です。29年3月に議会が、これを精査しなければと視察に行き、またどういうことだということで問合せをさせていただいたところです。平成30年にフッ素が見つかりということがあるのですけれども、その中で、大谷総合に行政指導しておりました、何度も。そういったもろもろの資料です。当時なぜそこで公開できなかったかということです。市の利益、先ほど質問のところで市の利益は、市の財産を守り、公平かつ平等でなければならないと、特定の事業者との工事内容を含んだ契約は公共工事とは言わないと思いますが、いかがですか。 ○成田芳律議長 環境経済部長、麻生裕文さん。 ◎環境経済部長(麻生裕文) お答え申し上げます。  特定の事業者に利益をもたらしたというところについては、結果的に私何回か前の議会でもご答弁させていただきましたけれども、過剰土砂というものが測量において判明して、当時その前は3億600万円で工事ができるというような形の見積りを、市としてもしていたというような答弁をしましたけれども、それはあくまでも当時土地交換契約をして、その後約17万立米の土砂を入れる。そして、7万立米の砕石を購入するというような前提での話でございますので、その後にそういったもろもろの当初の計画といいますか、それができていなかったということで利益が、そこの利益が出ていないという理屈は破綻しているというふうにご答弁申し上げましたけれども、そういう部分で当時は特に、特定の業者に利益が出るとかというようなことは考えていなかったというふうに捉えております。  以上です。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 何かおかしなこと言っているなと思いますけれども、お互いウィン・ウィンで、お互いの有益をもって契約したのではないですか。第9準備書面においては、市は土地交換に至るまでの大谷総合との交渉を続けていたと述べているのですが、誰が、いつ、どのような形で進めていたのですか。 ○成田芳律議長 環境経済部長、麻生裕文さん。 ◎環境経済部長(麻生裕文) お答え申し上げます。  大谷総合との交渉につきましては、平成25年の5月頃、25年です。大谷総合が下野商事から依頼を受け、市に土地交換及び土砂埋立て等の話を持ち込んできましたけれども、これは進展いたしませんでした。次に、平成27年、2年後に5月27日にも同様の主張の話を大谷総合が持ち込んで、当時の環境経済部次長をはじめ、担当者らと面談をしたという経緯がございます。  以上です。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 その土地交換契約の交換に管財課はいないのですか。 ○成田芳律議長 環境経済部長、麻生裕文さん。 ◎環境経済部長(麻生裕文) 次期ごみ処理用地ということでございますので、廃棄物対策課及び環境経済部のほうで話を受けたというところでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 全て大谷総合が主軸で建設機構と動いています。その建設機構は関わってはいけない業者だったのは誰しも知っている事実なのですが、市はそこをつつかれていませんか。 ○成田芳律議長 環境経済部長、麻生裕文さん。 ◎環境経済部長(麻生裕文) お答え申し上げます。  そこの主張は、議員の皆様からもいただいているところでございますけれども、市といたしましては工事が終わってから、その件を調査して分かったというところでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 裁判待っていられないのです。これまでの裁判の進捗状況から市長としての見解をお尋ねしますって再質問出しているのですけれども、それはお答えできないのでしょうか。 ○成田芳律議長 市長、佐渡斉さん。 ◎市長(佐渡斉) お答えできる範囲内でご答弁をさせていただきます。  これまで口頭弁論4回、また弁論準備手続8回行われてきたわけなのですが、現在の状況はこれまでもご答弁をさせていただいていますとおり、原告、被告の双方において土地交換契約に至る経緯などについて主張しているところであります。まだその段階でございます。ですから、それぞれが原告、被告が、こういう経緯なのだということを主張して、また先ほど大越議員がご質問あったように、第9準備書面では下野商事はそれを否認したりとか、そういうやり取りをしておる状態なので、早く汚染残土などの搬入、こういった今回の裁判の中心部分、これを議論したいのですが、そこにたどり着いていないという、そういう状況でございます。これは裁判官のほうが、何でこういう経緯なのだとか、またいろんな人物が登場してくるので、それぞれどういう役割をしているのだとか、裁判官のほうでもいろいろ整理したいのではないかなというふうに思います。やはり裁判所において、今後そういった証拠を含めまして整理がなされていくと、そのように思います。ですから、私といたしましては、ちょっとまだ入り口の土地交換契約に至る経緯の段階で、それぞれ主張している段階なので、非常に進捗が遅いなといういら立ちは感じている、こういうことでご答弁の範囲とさせていただきたいと思います。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 いや、まだ裁判を続けるおつもりなのかなと、勝っても負けてもどれだけのものかというふうに私は思うのですが、裁判を続けるということは、市長もあと任期は来年の2月で終わりになりますけれども、どうなるのかというふうに思いますが。 ○成田芳律議長 市長、佐渡斉さん。 ◎市長(佐渡斉) 今回の裁判につきましては、四街道市が裁判を提起する場合に、議会に議案としてお諮りして議会の議決を得て裁判を起こしているわけでございますので、私の任期という問題も今提起されましたけれども、やっぱり議会の議決したという、そういう事実もありますので、裁判はやはり結論が出るまで、これはやるものだと、このように思います。制度上そうだと思います。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 いや、取り下げることもできると思いますけれども、足元の自分たちの条例改正や規則の遵守、見直しをするべき、やるべきことはたくさんこの2年間あったはずです。何もしてこなかった、これはなぜかというふうに思うのですけれども。 ○成田芳律議長 環境経済部長、麻生裕文さん。 ◎環境経済部長(麻生裕文) お答え申し上げます。  残土条例につきましては、さらに厳格かつ土砂の搬入が適正に行われるように、改正のほうはしてまいりました。  以上でございます。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 違います。その後の話です。こんな状況を、百条委員会や裁判始まってからの話です。 ○成田芳律議長 環境経済部長、麻生裕文さん。 ◎環境経済部長(麻生裕文) お答え申し上げます。  裁判が始まってからは、条例の改正はしておりませんけれども、直近で条例の改正をしたものが、適正に運用されているものというふうに思っております。  以上です。 ○成田芳律議長 大越登美子さん。 ◆大越登美子議員 だって、関われない業者が入っていたわけではないですか。そういうのを見抜けなかったってことではないですか、それをどうするかという話合いだってしてこなかったということではないですか。私たちに報告がやはりなかった。議会軽視の最たるものは、報告、連絡、相談、ホウレンソウがないこと、二元代表制である以上、住民から選ばれている我々と共に、市のために両輪となってやるべきことだったと私は思います。そして、市民に対して裁判を理由に報告してこなかったことは、有権者がお決めになることでしょう。市長の見解は私はお受けいたしかねます。  以上、私からの質問を終わります。 ○成田芳律議長 以上で大越登美子さんの質問を終結します。  暫時休憩します。    休憩 午後 3時41分    再開 午後 4時00分 ○成田芳律議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ○成田芳律議長 引き続き一般質問を行います。  3番、阿部百合子さん。    〔阿部百合子議員登壇〕 ◆阿部百合子議員 席次番号3番、日本共産党、阿部百合子です。一般質問いたします。  1番、コロナを経験したことでの次年度の施策について。  現在、臨時国会が今週12月6日から17日の会期で開かれています。この中で、2021年度補正予算案の成立を目指す予定となっています。全国知事会は、これに先駆けて、11月4日、国に対して要望を提出、地方自治体における新型コロナ対策の重要な財源となっている地方創生臨時交付金の地方単独事業分について、政府に対して2兆円、都道府県には1兆円、市町村には1兆円の増額を要望しました。臨時交付金の地方単独事業分は、原則として使途に制限のない自由度の高い交付金です。暮らしと営業を守る取組、第6波へ備える上でも切実な要求です。要望が反映され、一刻も早く国民、市民に支援が届くように期待しています。  ①、これまでのコロナ対策でどういうことが確認され第6波に備えるのか、お聞きする。  ②、保健所の設置や増員を県や国に働きかけをしているのか、お聞きする。  ③、格差と貧困の問題では、市としてどの程度まで援助できたと考えているのか、お聞きする。  ④、厚生労働省は、児童虐待の防止のため、ヘルパーを虐待の兆候がある子育て世帯に派遣して、家事や育児を手助けする事業を2021年度補正予算案に前倒しして、関連経費を計上しています。準備が整った自治体から事業を開始するとなっています。市区町村による子育て支援の強化に関する規定などを盛り込む方針となっています。そこで、現在子供の貧困、虐待の察知はどのようにつかんでいるのか、お聞きする。  ⑤、地域事業者が元気になるよう、コロナ終息までさらなる支援策を準備しているか、お聞きする。  ⑥、男女平等実現を意識した施策は準備されているか、お聞きする。  ⑦、医療、介護、福祉、教育のケア分野の処遇改善を、国、県任せでなく、市として準備する考えはあるのか、お聞きする。この項目は取り下げます。  大きい2番、次年度の施策について。  ①、夏の熱中症対策として、生活保護受給者、低所得者、住民税非課税者へ冬季手当のような援助支援を考えていただきたいが、いかがか。  ②、通学路も含む一般生活道路の改修に力を入れていただきたいが、いかがか。  ③、高齢者の聴力検査を健康診断の項目に入れることは考えていないか、お聞きする。健康長寿とは、生活の質を保つことが重要。聴力を測ることで、補聴器が必要かのきっかけになる。人の対話がスムーズに取れることで、認知症予防にもなるという学説もある。特定健診の項目に入れていただきたいが、いかがか。  大きい3番、市役所職員の労働実態について。  1、コロナ対応2年間での長時間労働や過密労働についてお聞きする。先般、市役所内で市営住宅算定ミスなどが続き、その損失を職員全員で補填しようという提案もあったが、否決になっています。議会側から、決議として残業の制限など出されていますが、コロナによって、その努力の限界が来ていると察しています。時間外の実態をお聞きします。過労死ラインとされる残業時間月80時間以上の職員はいるのか、お聞きします。  ②、市役所におけるジェンダー平等、男女平等への施策は進んでいるのか、お聞きします。  以上、壇上からの質問を終わります。 ○成田芳律議長 阿部百合子さんの質問に対する当局の答弁を求めます。  健康こども部長、山﨑裕之さん。    〔健康こども部長 山﨑裕之登壇〕 ◎健康こども部長(山﨑裕之) 私からは、第1項目、コロナを経験したことでの次年度の施策についてのうち、健康こども部所管事項及び第2項目、次年度の施策についての3点目について順次お答えいたします。  初めに、第1項目のコロナを経験したことでの次年度の施策についての1点目、これまでのコロナ対策でどういうことが確認され第6波に備えるのかについてですが、デルタ株への置き換わりなどによる急激な第5波の到来、その後の急激な感染者数の減少など、その経過、原因、対策の効果などについては、国や専門家の十分な検証が必要ですが、新型コロナウイルス感染症については、飛沫感染、マイクロ飛沫感染により、人から人へと感染拡大していくという、ウイルス感染の基本的な仕組みから考えて、これまでと同様、十分な換気、適切なマスクの着用など、基本的な感染対策の徹底が重要になると考えております。また、専門家の意見によると、これまでの対策で有効であったのは、緊急事態宣言で人の流れを抑制することであり、これが感染対策の基本だということです。新規感染者数の減少には、ワクチン接種率の向上が大きく寄与していると考えておりますので、円滑に3回目のワクチン接種が実施できるよう、追加接種体制を整えてまいります。  続きまして、2点目、保健所の設置や増員を県や国に働きかけているのかについてですが、保健所は、地域保健法では、都道府県、政令指定都市、中核市などが設置するとされており、当市が設置することができないので、国や県に働きかけはしておりません。なお、千葉県内には、県が各保健医療圏に設置しているほか、政令指定都市の千葉市、中核市の船橋市と柏市が設置しております。また、保健所の増員についてですが、県において11月25日に次の感染拡大に向けた医療提供体制の強化等の取組を決定しました。保健所の体制強化として、保健所業務の負担軽減、効率化とともに、感染状況に対応した人員体制の確保を図るとされています。市で保健所の増員を働きかけてはいませんが、現在も継続して、印旛保健所へ市職員の応援派遣を行っております。  続きまして、4点目、子供の貧困、虐待の察知はどのようにつかんでいるのかについてですが、児童に関する相談は、子育て支援課にあります家庭児童相談室において、相談員が応じているところです。相談は、家族や児童本人だけでなく、学校、保育所、幼稚園や民生児童委員など、児童に関わるあらゆる関係者からも受け付けており、気になる兆候のある児童の中に、子供の貧困や虐待の問題があれば、関係機関と連携し、必要な支援を展開しております。  次に、第2項目、次年度の施策についての3点目、高齢者の聴力検査を健康診断の項目に入れることは考えていないか、特定健診の項目に入れていただきたいがについてお答えいたします。特定健康診査の項目については、国が定める実施基準に基づき行っております。聴力検査は項目に定めがないこと、また特定健康診査は、糖尿病などの生活習慣病の予防と、早期発見を目的に実施していることから、聴力検査は目的に沿うものではなく、加えることは考えておりません。  私からは以上でございます。
    成田芳律議長 福祉サービス部長、齋藤千裕さん。    〔福祉サービス部長 齋藤千裕登壇〕 ◎福祉サービス部長(齋藤千裕) 私からは、第1項目の③及び第2項目の①について順次お答えします。  最初に、第1項目の③、格差と貧困の問題についてですが、新型コロナウイルス感染症の影響で収入が減少し、生活に困窮する方につきましては、地方創生臨時交付金を活用した各種支援金の給付等を行っております。10月31日現在の状況で申し上げますと、緊急小口資金受給者支援金が27件で135万円、生活困窮者自立支援金が17件で272万円、住居確保給付金受給者支援金が3件で15万円となっております。その中で、住居確保給付金受給者支援金が、昨年度の支給決定件数31件と比較して大幅に減少しておりますが、その理由として、既に住居確保給付金を必要とされる方の多くに支援が行われていることから、支給件数が少なくなっているものと考えております。また、長引くコロナ禍の影響による経済的な理由等から、生理用品を十分に用意できない女性への緊急支援として生理用品の無償配布を行っており、同じく10月31日現在で、773セットの配布を行っております。そのほかにも生活困窮者の相談窓口である、くらしサポートセンターみらいでは、それぞれの立場に寄り添った相談事業を行っており、10月31日現在で404件の新規相談を受け付けております。  次に、第2項目の①の夏の熱中症対策として、市独自の補助を考えていただきたいが、いかがかについてお答えします。生活保護制度は、厚生労働大臣がその責任と権限を持って、保護基準や処理基準等、制度の枠組みを決定し、地方はその基準に従って事務を実施していることから、市独自に補助を設ける考えはございません。このことから、低所得者についても同様に、市独自に補助を設ける考えはございません。  私からは以上でございます。 ○成田芳律議長 環境経済部長、麻生裕文さん。    〔環境経済部長 麻生裕文登壇〕 ◎環境経済部長(麻生裕文) 私からは、第1項目のうち、環境経済部所管の5点目、地域事業者が元気になるように、コロナ終息まで、さらなる支援策を準備しているかのご質問についてお答えいたします。  市内事業者に対する支援措置として、本年度においては、新型コロナウイルス対策減収事業者応援事業、並びに新型コロナウイルス感染防止対策備品購入補助事業を実施したところであり、それぞれに支援効果があったものと捉えております。なお、9月30日に緊急事態宣言が解除され、様々な制限が緩和されていることから、新たな事業者支援の実施については予定しておりませんが、今後も新型コロナウイルスの感染状況や、地域経済の動向等を注視してまいりたいと考えております。  私からは以上でございます。 ○成田芳律議長 経営企画部長、石渡省己さん。    〔経営企画部長 石渡省己登壇〕 ◎経営企画部長(石渡省己) 私からは、第1項目の6点目、男女平等実現を意識した施策は準備されているかについてお答えします。  男女共同参画を取り巻く社会状況としては、コロナ禍の生活不安やストレスなどによるDV相談件数の増加、新型コロナウイルス感染症の拡大によって顕在化した配偶者等からの暴力の増加、深刻化の懸念など、新たな課題も生じております。このため、これらの課題に対応した令和4年度を開始年度とする第4次四街道市男女共同参画推進計画の策定を進めており、11月19日に計画案について四街道市男女共同参画審議会に諮問し、12月には審議会から答申をいただき、年度内の策定を目指しているところです。  私からは以上です。 ○成田芳律議長 都市部長、嶋田浩司さん。    〔都市部長 嶋田浩司登壇〕 ◎都市部長(嶋田浩司) 私からは、第2項目、次年度の施策についての2点目、通学路も含む一般生活道路の改修に力を入れていただきたいが、いかがかにつきましてお答えいたします。  市道につきましては、幹線道路や住宅地間を結ぶ大規模な路線は、舗装長寿命化修繕計画に基づき、国の交付金事業等を活用し、計画的に舗装修繕工事を行っているところでございます。また、住宅地内などの小規模な路線につきましては、日々の道路パトロールや自治会や市民からの要望により、現地状況を確認した上で、順次道路維持工事で対応しているところでございます。  次に、通学路につきましては、通学路合同点検の結果を基に、通学路の交通安全対策工事を重点的に進めているほか、自治会や市民からの要望箇所についても順次対応しているところでございます。  私からは以上でございます。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。    〔総務部長 岩井勝明登壇〕 ◎総務部長(岩井勝明) 私からは、第3項目、市役所職員の労働実態につきまして、順次お答えいたします。  初めに、1点目、コロナ対応2年間での長時間労働や過密労働についてでございますが、長時間労働という言葉から、何時間以上という明確な基準がないため、四街道市職員の勤務時間、休暇等に関する規則の第8条で、一月において45時間の範囲内で必要最低限の時間外勤務を命ずるものとしていることから、45時間以上の時間外勤務を行った職員数で申し上げますと、直近の令和3年10月においては、衆議院議員選挙に関する事務執行に伴う時間外勤務の増加要素があったことにより、93人となっております。また、過労死ラインとされる残業時間80時間以上の職員は、直近の令和3年10月では23人となっております。なお、過密労働につきましては、そのような実態があるとの報告及び職員からの自己申告は受けておりません。  次に、2点目、市役所におけるジェンダー平等への施策は進んでいるのかにつきましては、女性職員を財務や企画部門などのマネジメント能力が必要とされる多様なポストに積極的に配置することで、将来的な管理職への登用を推進しているほか、男女共同参画を推進するための庁内研修を実施しています。  私からは以上でございます。 ○成田芳律議長 再質問はありませんか。  阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 1番の1の再質問ですが、一時的とはいえ、自宅療養者の急増に対してどう受け止めたのか、教えてください。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。 ◎健康こども部長(山﨑裕之) お答えいたします。  感染者の自宅療養者への対応は、保健所の役割となっておりますけれども、今年の夏に感染拡大し、自宅療養者が増加したことを踏まえ保健所の要請に従い、市職員による自宅療養者等の安否確認を含めた健康観察などを実施するべく、9月15日に県と覚書を締結いたしました。今後も保健所と連携しながら、対応可能な協力をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 今部長がおっしゃった、9月15日に覚書をあれして、結果的には具体的なことはやらなくても済んだというふうには聞いてはいるのですけれども、庁内で9月15日、覚書を結んだときに、どんな話や不安が出ていましたか、分かれば教えていただきたい。実際はその仕事はしなくて済んだのでしょうけれども。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。 ◎健康こども部長(山﨑裕之) お答えいたします。  議員仰せのとおり、実際には保健所からの要請はなかったわけなのですけれども、当然自宅のほうに伺うに当たりまして、どのような、防護服をきちんと着ていかなきゃいけないのかとか、相手との接触方法等々については多少不安はございました。その辺につきましては、事前に県の説明会がございましたので、対応はこのような形でいいというようなことがありましたので、それで理解はしたところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 私これを聞いたのは、意見を言います。国民のみんなが健康保険に入っているのに、コロナ感染の重症者以外は自宅療養という国の方針は、医療放棄だと思います。間違っています。今からでも、国の方針の撤回を要求します。  では、2番に行きます。保健所の設置のことです。意見を申し上げます。今保健所の増員の働きかけもしなかったとおっしゃるけれども、保健所が足りないというのはもう分かり切っているので、声を上げていただきたいなというふうな思いです。意見です。大阪府における保健師、職員の増員を求めるキャンペーンがあったそうです。世論の広がりをつくり出し、各保健所に保健師1人、それは大阪府内では104人の定員増が実現しています。現場からの発言が力となり、声を上げることが重要です。四街道の市職員も印旛保健所に応援に行っていました。ではなくて、今も行っているとおっしゃっていました。保健所の人員増の必要性は実感していると思います。ぜひ声を上げていただくことを要望します。  3番に行きます。これも意見を言います。女性のための電話相談を行っている横浜市男女共同参画推進協議会の方の話です。この項目は、男女に関係なく、格差と貧困の問題ということですが、たまたま聞いたのが、ここの方の話です。相談の15から20%は労働相談だったそうです。会社から休業手当はないと言われた。解雇されそうで言い出せない。休業支援金の存在すら知らされていない。3か月以内に次の仕事を見つけないと子供が保育園を退園させられる。どこに相談していいか分からない人も大勢いました。私たちはまず気持ちを受け止める、そして適切な制度や窓口につなぐことを使命としています。女性の半数は非正規です。そもそもコロナ以前から、女性たちは自分の就労で得られた収入では食べていけないという社会構造の中で生きています。出産などで正社員から非正規に移行したり退職したりする女性は多く、再就職してもほとんどは非正規という問題もあります。国の施策は、女性は結婚して子供を持つのが当たり前という考えが根強く、単身者や子供がいない世帯への支援がないという側面があります。今読んだのはこれは横浜市にそういう相談所があった、その話です。  4番に行きます。再質問します。健康診断で要精密検査対象者で、きちんと受けた子、受けていない子はつかんでいるか伺います。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。 ◎健康こども部長(山﨑裕之) お答えいたします。  幼児健診にて、精密検査が必要と判断された幼児は、市が精密検査依頼書を作成し、それを持参し、受診するよう支援しております。費用については、保険診療となるためこども医療費対象となり、無料で受診することができます。保護者には、精密検査受診後に、受診した結果を市に報告してもらうこととしており、受診結果の報告がない幼児の保護者には、担当から確認の連絡を取り、再度受診勧奨を行っております。不透明な理由で受診をしていないときには、検診時のほかの情報も加味し、ネグレクト傾向の疑いがある場合には、子育て支援課と連携をとるようにしております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 今日は、どなたかほかの議員の方も聞いておられましたが、特に歯科検診では、小っちゃい子の検診ですけれども、どうでしょうか。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。 ◎健康こども部長(山﨑裕之) お答えいたします。  歯科健診には、精密検査はございません。虫歯がある幼児は、要受診と判定されます。虐待のハイリスク要因に虫歯が多いという要因があるため、虫歯の多い幼児がいた場合には、受診勧奨をするとともに、内科診察結果等も踏まえまして、育児相談で虐待の疑いがないかどうか。いろいろな角度から観察し、よく話を聞き取るようにしております。疑いがある場合には、子育て支援課と連携をとるようにしております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 この項目は、小中学生の実態を聞く予定でした。コロナ禍で、たくさんの部署の質問はちょっと制限があるということなので、小さな子にコロナの影響は心身ともに大きく出ると思います。厚生労働省では虐待に関し、人工知能AIの活用で支援の緊急性を判断する全国統一ツールを開発するとしています。ネットの中の意見として、AIには虐待や子育てとは何かを理解できない。間違った判定で人権侵害が起きる可能性が高い。子供たちを救いたいなら、専門職員の配置と必要な予算の確保だなどの声が見られました。四街道でも研修を積み上げて、丁寧な対応でお願いしたいものです。  ⑤に行きます。先ほど部長から、地域事業者の減収事業者、10万円のこととか備品購入なんか出して、効果はありましたという話がありましたけれども、減収事業者へ10万円の行き渡り状況は、予算全部もう出金したような状態でしょうか、教えてください。 ○成田芳律議長 環境経済部長、麻生裕文さん。 ◎環境経済部長(麻生裕文) お答え申し上げます。  新型コロナウイルス対策の減収事業者応援事業につきましては、去る10月31日で申請受付を終了しておりまして、合計652件、6,520万円を支給したところでございます。ちなみに、予算は1,600万円を計上して、頂戴していたところでございます。    〔何事か言う人あり〕 ◎環境経済部長(麻生裕文) 失礼しました。すみません。桁を間違えました。1億6,000万円です。失礼いたしました。件数不明瞭でございましたので、10月31日で申請受け付けを終了し、合計が652件、6,520万円を支給したというところでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 この申請者の方から何か意見は出ているか、お聞かせください。10万円じゃ少ないのだとか、そういうのはなかったでしょうか。 ○成田芳律議長 環境経済部長、麻生裕文さん。 ◎環境経済部長(麻生裕文) 応援金を受給した事業者の皆様からは、応援金の額が少ないとか、あるいは応援金を複数回支給してほしいなどのご意見等はいただかなかったところでございます。いただいておりません。  以上です。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 それでは、意見を言います。今度の、今開かれている臨時国会でも困窮世帯や学生子育て世帯の給付や自立支援に7兆円、これ国全体、事業者向けに2.8兆円の規模の給付金というのが、新たに補正予算として来ております。四街道市にどれぐらい来るか分かりませんけれども、新たな施策は考えていないと、ただ国の動向を注視していくということですけれども、意見を言います。米価下落に対し、市独自補助は、条件が合えばできるというふうに聞きました。考えていただくことを要望します。四街道市でも米を作っている農家はあります。先日話を聞いた家では、今、米を作っているが、米の価格が安くなって、とても子供に継いでくれとは言えない。私の代で終わりだろうという話でした。確かに専業でやっている農家は少ないでしょうが、田んぼが環境に与える効果はいっぱいあります。私は新住民として移ってきましたが、四街道は緑豊かなまち、子供たちにとっても親にとっても、子育て環境のよいまちとして暮らしてきました。その中に水田もあります。畑もあります。夏には蛍も出ます。大雨のとき、水を一旦ため込むダムの働きもしています。5月になると、私は旭ケ丘に住んでおりますが、旭ケ丘の団地は田んぼに水が入ると辺りはひんやりとします。水冷式というのでしょうか。シティセールスを言うなら、緑豊かなまちの中に米づくりも入りませんか。支えていただくことを要望します。  6番に行きます。再質問します。市内自治会執行部などの構成員に女性を多く入れる啓発はなさっているのでしょうか。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。 ◎総務部長(岩井勝明) お答えをいたします。  市内自治会執行部などの構成員の現状でございますが、令和2年度におきましては、86の区・自治会のうち、7名の方が区長、自治会長を務められておりまして、女性比率は8.1%となっております。平成24年度から僅かではございますけれども、微増傾向となっております。また、女性を多く入れる啓発とのことでございますが、他市においては、選出されました女性がリーダーシップを発揮し、活性化された好事例もあることから、女性が活躍する地域活動に関する先進事例等について、様々な機会を通じて情報提供してまいりたいと考えております。  以上です。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 先日の他の議員への回答で、審議会などへの女性の参加も促しているという回答がありましたけれども、どういうやり方で推進しているのか、分かれば教えてください。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。 ◎総務部長(岩井勝明) お答えをいたします。  審議会等につきましては、全体の中でも女性の割合を例えば3割とか、そういった形で事前に規定に盛り込むだとか、そういったことで女性の進出等につきまして、啓発をしているところでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 DV相談の実態事例をお聞きします。女性の多くが配偶者など親密な相手からの暴力、セクハラ、望まない性行為、痴漢などの暴力行為に遭っています。WHOの推計で、世界の3人に1人が生涯で1度は性的暴力を受けているとしています。11月25日は国連の女性に対する暴力撤廃の国際デーから12月10日の世界人権デーまでの16日間、今すぐ女性に対する暴力を終わらせようをテーマに世界各地でキャンペーンが行われ、日本政府も暴力をなくす運動の実施期間とし、一人で悩んでいる人たちに相談窓口を知らせる呼びかけなど行っています。国連がなぜ特別に国際デーをつくり、女性に対する暴力の撤廃を目指すのか。それはDVや性暴力の背景には、ジェンダー不平等の社会の構造があり、被害に遭う比率が圧倒的に女性に偏っているからです。大事なことは男性、夫側が決める。家事や育児は妻が大半を担うのは当たり前、女性には外で働いて疲れた男性を癒やす役割があるといった誤った認識が社会通念としてはびこり、男女の関係性をゆがめています。これが女性への暴力や支配の温床となっています。  そこで、市内のDV相談の実態、事例をお聞きします。 ○成田芳律議長 健康こども部長、山﨑裕之さん。 ◎健康こども部長(山﨑裕之) お答えさせていただきます。  DV相談の実態といたしまして、DVの相談者は、主に暴力を受けている被害者や被害者を助けたいと考えていらっしゃる親族、知人となります。個別具体的な事例の紹介は控えさせていただきますけれども、相談は、暴力を受けている状況を踏まえ、今後どうしたらいいかといった、将来の不安の解消を求める内容が大半を占めており、子育て支援課におります婦人相談員とケースワーカーを中心に、身を守るために必要な助言などを行っているところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 要するに、一時的なことは婦人相談員とか、対応してくださっているのですけれども、とても四街道市では手に負えないという場合は関係の施設にお願いしているわけですね、分かりました。  それでは、長引くコロナ禍でのDV、そして離婚で転居の女性が多く、シェルター入居の方法もありますが、新たな居住支援としての母子世帯向けのシェアハウスはNPOや民間業者が行っていますが、採算性など課題を抱えています。行政、ソーシャルワーカーとの連携で住宅支援という施策が必要だと考えます。離婚したときは、専業主婦や不安定就労の女性が5割に上り、経済基盤が弱い中での住まいの確保支援を四街道は検討していますか。 ○成田芳律議長 暫時休憩します。    休憩 午後 4時44分    再開 午後 4時44分 ○成田芳律議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 今、再質問として言いましたけれども、私が言いましたことを検討していただきますよう要望いたします。そして、千葉県に設置されている性暴力被害者ワンストップ支援センターの運営費について、国の補助が低く抑えられている問題で、今年度から既定の2分の1の補助を実施していることが、内閣府の取材で分かりました。被害者の医療費が3分の1、これは各都道府県からの予算がこれでは足りないという要求に応えたものです。自治体としても何らかの施策を要望します。  それでは、7番に行きます。 ○成田芳律議長 暫時休憩します。    休憩 午後 4時45分    再開 午後 4時45分 ○成田芳律議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 7番は取り下げていますので、今、国のほうで、看護師さんとか介護士さんに、賃金引上げのことをやるという動きが出ておりますので、国の具体化を見てみたいと思います。出ている意見では、1%が4,000円、3年かけて3%、1万2,000円ですから、この人たちは、普通の産業に比べたら10万円ぐらい安いから、とってもまだまだ低いですという意見が出ております。地方からも声を上げていただきたい。要望を言って終わりにします。  大きい2番の1、冬季手当です。これは要望を言っておきます。この質問を出そうと思ったのは、この夏の九十九里町での死亡事件からでした。エアコンはあっても、使用料のことが心配でエアコンをつけない人がいます。これからますます異常気象で、夏は40度にもなろうとしているとき、生活保護受給者だけでなく、もう少し広げての助成を要望します。命を最優先にお願いしたいものです。  質問です。総務省は11月12日、福祉灯油など自治体の独自補助に、特別交付税2分の1を自治体支援として出すことを発表しています。生活困窮者、社会福祉施設、例えば老人ホーム、障害者施設、保育所、幼稚園の暖房費高騰分の助成です。四街道市にこの通達は来ていますか、それだけの確認で。 ○成田芳律議長 暫時休憩します。    休憩 午後 4時47分    再開 午後 4時49分 ○成田芳律議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  経営企画部長、石渡省己さん。 ◎経営企画部長(石渡省己) お答えいたします。  ただいまのご質問ですけれども、ちょっと私のほうでは申し訳ございません、確認はしていないところでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 分かりました。来ていない、来ているか来ていないか分からないのですね。  それでは、②の通学路のところへ行きます。9月議会で、通学路の危険箇所として上がってきた87か所は、注意喚起看板以外に、市長の施政概要によると、4路線の交通安全施設整備工事とありました。あとのところはいつになるのか、そのスケジュールをお聞きします。 ○成田芳律議長 都市部長、嶋田浩司さん。 ◎都市部長(嶋田浩司) お答えをいたします。  小学校の通学路の緊急一斉点検の結果といたしましては、87の対策が必要な箇所として確認されております。うち対応すべき案件といたしましては、市道で47か所となります。市道の対策工事につきましては、3か年での完了を目標に順次対応してまいります。  以上でございます。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 よろしくお願いします。現在の清掃工場のぐるりの道に蓋がなくて危ないのですが、高校生が自転車で通学しているようなのですが、危険という認識はないでしょうか、あそこ。 ○成田芳律議長 都市部長、嶋田浩司さん。 ◎都市部長(嶋田浩司) お答えをいたします。  当然その高校生が通学しているということにおいてのことは承知はしておりますけれども、現在の側溝に蓋をのせることができない構造になっております。ですので、その側溝本体の入替えが伴いまして、多額の工事費が必要となるというところでございます。同様の側溝が市内各所に設置されておりますので、要望箇所が多数寄せられておりますことから、予算措置を行いまして、順次対応してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 先ほど大越議員が、鷹の台のほうで通学路に面しているところで何か事故があったという話がありましたけれども、鷹の台から旭中に向かって自転車で通学している旭中生徒がいますけれども、現在暗くなるのが早いのですが、その道路は街灯なんか、30メートルずつにはついているのですか。 ○成田芳律議長 暫時休憩します。    休憩 午後 4時52分    再開 午後 4時52分 ○成田芳律議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 では、何もなければ、つけていただきたいと要望にしておきます。  あと3番ですけれども、意見を申し上げます。前の9月議会に、補聴器購入の補助をという陳情が出されていて、この12月議会で、教育民生常任委員会では、趣旨採択されています。市民の声を聞く姿勢として、前向きな検討を期待します。    〔何事か言う人あり〕 ◆阿部百合子議員 違う。何でしたっけ……趣旨採択ではなくて採択されています。直します。  大きい3番、市役所の職員の労働実態のところですけれども、先ほど残業の人たちの人数は聞きましたけれども、一番長い残業なさった方は何時間ぐらいか、すぐに分かりますか。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。 ◎総務部長(岩井勝明) お答えをいたします。  一番長い職員で657時間でございます。  以上です。    〔何事か言う人あり〕 ◎総務部長(岩井勝明) 失礼いたしました。一月当たりで一番長時間といいますのは236時間でございます。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 この236時間は、やっぱり理由はちゃんと分かっているわけですね、何かの理由があるから、そう思いたい。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。 ◎総務部長(岩井勝明) お答えいたします。  こちらにつきましては、この前行われました、衆議院議員総選挙の関係の時間外でございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 残業が多い部署の人員配置、または応援体制は、なされていますか。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。 ◎総務部長(岩井勝明) 応援体制につきましては、基本的には業務の繁閑に応じまして、部内、課内における体制の中で調整をしておるところでございますが、例えば選挙や特別定額給付金業務など、部内、課内では調整することが困難な業務につきましては、他部署からの応援を可能とすることで、長時間労働の抑制に努めているところでございます。  以上です。                        ◇ △会議時間の延長 ○成田芳律議長 あらかじめ会議時間の延長をします。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 四街道市の会計年度任用職員は、フルタイムは何人で、パートタイムは何人か教えてください。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。 ◎総務部長(岩井勝明) お答えいたします。  令和3年4月1日現在で、パートタイム会計年度任用職員は293人、またフルタイムの会計年度任用職員は雇用していない、という状況でございます。  以上です。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 臨時の職員のことを、会計年度任用職員という名称に変えましたけれども、処遇改善も併せて規定されております。四街道市ではどんな改善が図られたのか教えてください。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。 ◎総務部長(岩井勝明) お答えをいたします。  会計年度任用職員制度の導入に伴いまして、一定の要件を満たす場合には期末手当の支給、それから夏季休暇の付与などが追加されたところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 それでは、年次有給休暇など取れている率はどれくらいでしょうか。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。 ◎総務部長(岩井勝明) お答えをいたします。  年次有給休暇の取得率でございますが、令和2年度では全ての常勤職員が年休を取得しておりますので、率で申しますと、100%の職員が取得しております。なお、平均取得日数で申し上げますと、令和2年度では11.9日となっております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 それでは、長期病欠者は増えていませんか。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。
    ◎総務部長(岩井勝明) お答えをいたします。  90日を超えた休職者につきましては、年度内でも月により増減がございますけれども、本年10月末現在で申し上げますと7名となっております。  以上でございます。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 労働安全衛生委員会は、デスクワークの職場と現場を持つ職場と分けたほうが有効だと思うのですが、いかがでしょうか。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。 ◎総務部長(岩井勝明) お答えいたします。  安全衛生委員会は、職員の危険及び健康障害の防止や職員の健康保持増進を図るための基本となるべき対策等を調査審議するために設置をしておるところでございます。調査審議する内容がデスクワークと現場で大きく違いがないこと、また審議内容等について市全体で情報共有をすることが重要であると、このように考えますことから、市全体としての委員会を設置しているところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 労働安全衛生委員会の構成メンバーには、意識して女性を多く組み入れていますか。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。 ◎総務部長(岩井勝明) お答えいたします。  安全衛生委員会の委員につきましては、四街道市職員安全衛生管理規程で定められておりまして、主に部長、課長の職にある者から充て職で構成されておりますことから、性別を意識しての構成となってはおりません。  以上でございます。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 年がら年中しろとは言いませんけれども、たまには現場の人たちに近いところで、安全衛生委員会を1回ぐらい開くことを要望します。  意見です。公務公共で働く人はみんなのために働く人、住民の福祉向上のために地域コミュニティーをつくる手助けをすること、その業務を進めるには働きやすい職場にしておくこと、意見が言える職場にしておくことが重要です。安心して住民サービスができる労働条件の中には、人員確保も入っております。昨日の森本議員の質問で、汚染残土問題も含んだ職場風土のことが出されておりました。ミスをしても何もとがめられない、そんなことが許されるのか、民間ではそういうことはないという意味でした。私も残念に思いました。物が言える職場になっていたのかが問われます。職場の風土そのものが悪循環になっていませんか。3年前の風台風の対応、2年間のコロナ感染症対策、市民への臨時交付金事業の案内、支給事務、ワクチン接種と、全庁挙げての対応は、医療、福祉、介護、教育などと同様、どんな状況になってもしなくてはならないエッセンシャルワーカーのグループに入ると思います。国は、そういう職場にまで設ける職場にせよ、仕事を外部民間委託などを進めよと、進めよと突きつけてきました。弱肉強食の新自由主義のやり方は、営利を目的としない職場にまで侵食してきています。その上、AI人工知能の活用で、従来の半分の職員で運営できる自治体をつくることということになっています。デジタル化で自治体行政の中身の標準化、共通化となり、市独自の優れた施策があっても、国の標準に合わせる、下げるということになる可能性があります。民間企業も含めて、弱肉強食の経済活動はもうやめて、地球を、環境を守ることを最優先の経済につくり直していこうというのが、1か月前の市民と4野党の共通政策に入っています。国、国政からこの国のありようを変えていこうと、野党のみんなで合意したのです。政策が浸透しなかったことは残念です。地方自治体から国、県の施策に対して声を上げていただきたい。地方自治体の職場に弱肉強食の原理を持ち込まないでほしい、そのことを期待しています。  2番のところの再質問は、女性の課長、部長登用への努力はどのようになされていますか。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。 ◎総務部長(岩井勝明) お答えいたします。  壇上でもご答弁いたしましたけれども、女性職員を財務や企画部門などのマネジメント能力が必要とされる、多様なポストに積極的に配置するということで、職域や活躍の場を拡大するなど、職員の意識改革につながる取組を進めていくほか、ノー残業デーの徹底や定時退庁の促進によりまして、時間外労働の抑制に取り組むなど、ワークライフバランスの実現に向けた取組を推進することで、女性職員が管理職を目指しやすい環境整備、こちらに努めているところでございます。  以上でございます。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 男性職員でも、家庭的責任を有する労働者に対しての配慮は、きちんと履行されていますか。 ○成田芳律議長 総務部長、岩井勝明さん。 ◎総務部長(岩井勝明) お答えいたします。  今申し上げた女性職員の登用と同様に、男女関係なく進めているところでございます。  以上です。 ○成田芳律議長 阿部百合子さん。 ◆阿部百合子議員 意見を言って最後にします。  20年以上前になりますが、堂本千葉県知事が千葉県の男女共同参画条例を議会に提案して、結局否決になって流れてしまいました。そのとき以来、ジェンダーという言葉は一切使えなくさせられた記憶がよみがえってきます。私はパートタイムの労働組合の役員を長くしておりましたが、夫が健康で家計補助的に仕事に来ている人から、パートの仕事を3つも掛け持ちという家庭の人もいました。春の賃金交渉では、その人たちの調整が大変でした。でも、この人たちは、正社員が大変な目に遭っていることをちゃんと見ているのです。パートという差別的な賃金で働かせられているのに、あの職員はいじめに遭っている、何とかしてあげてほしい。あの職員は鬱になっている、周りは知らないふりしている。どうにかならないか、私に連絡をくれるのです。パートさんは職員より年上の人が多く、人間的にも落ち着いていることもあったでしょうが、女性のたくましさと心のゆとりを感じたものです。正規職員も非正規も庁舎内では同じ仕事をしています。一緒に働きやすい職場にしていきましょう、意見が言える職場に、市民からありがとうが返ってくる職場にしていきましょう。私も外から応援していきます。  私の質問は以上です。 ○成田芳律議長 以上で阿部百合子さんの質問を終結します。  後刻速記録を調査の上、適当な措置を講ずることといたします。                        ◇ △散会の宣告 ○成田芳律議長 以上で本日の日程は終了します。  明日は定刻より会議を開きます。  本日はこれにて散会します。    散会 午後 5時06分...